フランス語の名詞の性をきちんと覚えずに適当に学習を進めるとどうなるか?【失敗談】【フランス語学習】

  • フランス語名詞の性って覚える必要あるの?
  • フランス語の性を覚えるのが苦手!小手先でちょろまかせない、、??
  • フランス語学習の失敗談を聞きたい!
バゲちゃん

この記事はそんな方向けに書いています!

こんにちは、バゲちゃんです。フランス語を学習していて、今はフランス語中級者です。

みなさん、フランス語の名詞を覚える時、きちんと性別まで一緒に覚えていますか

フランス語の名詞の性って結構な割合で、名詞の意味や形とは全く関係ないような形で、男女に振り分けられていることがあって、暗記するのに気が滅入ってしまいますよね。。

例えば、男性には存在しない内臓である「子宮」を意味する「utérus」と言う名詞はなぜか「男性名詞」ですし、男性がつけることが多い「ポマード」を意味する「brillantine」と言う名詞は「女性名詞」に分類されています。

このように、フランス語名詞の性は明確なルールがなく、フランス語学習を始めるにあたって、最初の関門であるといえます。

それでは、この覚えるのに厄介な「フランス語名詞の性」を、きちんと覚えないとどのような不利益があって、どのように苦労するのでしょうか。

今回は、「フランス語名詞の性をきちんと覚えない」ことによって発生するデメリットと、実際にフランス語名詞の性を覚えずに学習を進めてしまった私の失敗談をご紹介します!

この記事はこうゆう記事!
  • 名詞の性をきちんと覚えずにフランス語を勉強していると痛い目にあうぞ!
  • フランス語の性をきちんと覚えないと、作文の時に詰むぞ!

フランス語の名詞の性をきちんと覚えずに適当に学習を進めるとどうなるか?

フランス語名詞ってなんで重要なの?

まず、フランス語名詞には全て性別が割り振られていますが、その区別はそもそもなぜ必要なのでしょうか

名詞自体に性別があっても、「だから何??」って感じで覚える必要なんて感じない人もいるかもしれません。

私たちは、日本語を話していますが、日本語の名詞に性別があっても「だから何?」て感じですよね。特に名詞に性別があるからといって、話し方には差がでなさそうですし。。。

結論から言うと、フランス語の名詞の性を覚える必要は、その名詞にかかったり置き換えたりする形容詞や代名詞、現在分詞、過去分詞の形が、名詞の性別によって変化するから

、、、「どう言うこと?」と、お思いになるかもしれません。それもそのはず、この考え方は基本的には日本語や英語には存在しない考え方だからです。

この名詞の性に応じて他の単語が変化するという考え方は、同じロマンス語族と言う語族に属しているスペイン語やイタリア語などに顕著に現れています。

例えば、「テーブル(table, 女性名詞)」と言う言葉を文章の中で詳しく説明したい時、行為の目的語にしたい時、「白いテーブル」と行ったり、「そこにテーブルがあります。私は昨日それ購入しました」などと、表現を加えますよね?

この場合、「白い」にあたる形容詞や、「それ」や「購入」にあたる単語が変化をしてきます。

白い机

→「une table blanche

そこにテーブルがあります。私は、昨日それを購入しました。

→「Il y a une table là. Je l’ai achetée hier.」

このように、名詞の性によって、形容詞などの他の単語を変化させなくてはいけないため、名詞の性数を覚えるのが重要なのです。

フランス語名詞の性を覚えないとどうなるの?

正直、大学でフランス語を単位としてとっている場合や、仏検の初級に属する分類を取りたいと考えている場合、フランス語の性を全て暗記している必要はありません

と言うのも、そのような初期段階では、自分の力で名詞の男女を強く意識しないといけないような文章を作る段階にないからです。

実際、大学の授業や仏検の初級段階では、作文問題はほとんどなく、フランス語の一般的な文法事項を広く扱う問題が多く出るため、名詞の性を知らなくても解けてしまうような選択問題や直訳問題が多く出題されます。

問題は、フランス語を勉強し始めてからしばらくたった、中級者以降の「フランス語の実用レベル」に達した時です。

フランス語を実用レベルで使えるまで勉強すると、「フランス語で手紙を書いて特定の場所に提出」したり、「フランス語のテストで本格的な作文問題が出題」されるようになります。

このような、フランス語で文章を作る際には、名詞の性を意識しないと正しい文章を書くことはできません。

名詞の性により変化する場所は、冠詞、形容詞、現在分詞など幅広いう部分にあたるため、例え一つの名詞の性がわからなかっただけで、部分的なミスが文章全体に広がってしまいます。

つまり

フランス語名詞の性をきちんと覚えておかないと、名詞だけでなく文章そのものが破綻してしまうかもしれません。

最初からきちんと覚えておけばよかった。。私の失敗談。

さて、そんな「非常に」大切なフランス語名詞の性ですが、お恥ずかしながら私はフランス語の名詞の性を意識して覚えるということを、フランス語の学習を始めた時は一切行っていませんでした。

と言うのも、私がフランス語の勉強を始めたのは、大学に入学してからのことでフランス語学習を「単位を取るための作業」としか思っていませんでした。

そのため、勉強にももちろん身が入らず、「フランス語なんて最低レベルの勉強でいいでしょ!」と考え、フランス語の単語学習は性別を意識せずに覚えていました。

名詞が複数形の時は冠詞が共通して「les」「des」になることを利用して、とにかく複数形にすることで性別の暗記から逃げたり、そもそも性別のわからない名詞を使うことを避けていました。

実際、フランス語の初期レベルの授業や仏検ではその程度でなんとかこなすことができていて、「フランス語の単語の性を覚えると言う基礎作業」を蔑ろにしている状態でした。

そんな、私がフランス語学習に本格的に取り組み始めたのは大学3年生のころ

ちょうどその時、将来を考える時期であり、自分はフランスの大学院に進学することを決めた時でした。

そのために、フランス語の資格であるDELFやDALFの勉強を始め、フランス独特の課題形式である「dissertation」の準備に取り掛かっていた時期でした。

しかし、そのような作文の勉強を始めるととあることに気がつきます。それは、、

名詞の性がわからないから、フランス語の文章が書けない!!

例え、フランス語の文法事項を理解できていて、文章中で使うフランス語の単語を理解していても、「名詞の性」がわからないため、きちんとした文章を書くことができないのです。

ごくごく簡単な単語でも、辞書をわざわざ引いて性別を確認しなくてはいけませんでした。

文章が頭の中でできていても辞書を引かなくてはいけないというものどかしさに襲われました。また、一度覚えた単語をもう一度辞書で引き直すといいう「完全なる二度手間」が、学習効率を大きく引き下げました。

いまだに、簡単な単語でも、辞書で性を調べなくてはいけないことが多く、非常にストレスに感じます。

もしかこの自分に戻れるなら、こんな風に言うでしょう。

「絶対に単語を覚えるときは、性別を一緒に覚えろ!!!」

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感想(12件)

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まとめ

フランス語の単語の性別をきちんと覚えないと、「正しいフランス語の文章」を書くことができなくなります

絶対に、フランス語の名詞を覚える時は名詞の性と一緒に覚えることをお勧めします。

以上、フランス語の名詞の性をきちんと覚えなかったせいで、フランス語学習をはじめて4年経つのにいまだに性を調べるために、辞書を引き続けているバゲちゃんでした。

ご拝読ありがとうございました。

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