フランス語の単語の覚え方を特集!【記憶のコツと使えるツール】【単語学習】

  • フランス語の単語を効率よく覚えたい!
  • フランス語の単語を覚えるコツはないの?
  • フランス語の単語が覚えられない!
バゲちゃん

この記事はそんな方向けに書いています!

こんにちは。バゲちゃんです。皆さんと同じ、フランス語学習者です。

フランス語の単語って覚えにくいですよね。

英語と違って名詞に男女があったり、ラテン語からきている単語はその形から全く意味が想像できなかったり、英語で記憶している単語がフランス語では全く形が異なっていたりしまることが、フランス語の単語の記憶の効率を妨げている要因の一つであるといえます。

今回は、そんな記憶をするのが難しい、フランス語の単語の覚え方と、記憶する際のコツと注意点を皆さんに紹介していこうと思います!

フランス語の単語の覚え方

まず、フランスの単語を記憶する際に、意識しておかなければいけないことが一つあります。

それは、「フランス語が英語とは全く異なる言語である」ということ。

なんだ、そんなことかとお思いになるかもしれませんが、この「フランス語が英語と全く異なる言語である」ということは、単語を記憶することにあたり、非常に大切なことです。

重要である理由は、主に二つあります。

  • フランス語の名詞は、どれも性別があるということ。
  • 英語の単語と形は同じでも、意味が全く異なる場合があるということ。

まず、フランス語の名詞には性がありますが、この性別をきちんと覚えていないと、その名詞に形容詞をつけたり、複合過去で名詞を代名詞にしたときの過去分詞の性数一致をきちんとさせることができません

また、英単語でもフランス語の単語でも共通して「isolation」という単語がありますが、英語では孤独、孤立を意味するのに対して、フランス語では絶縁、断熱というような意味があり、微妙に意味がことなっています。

つまり、フランス語の単語を記憶するにあたり、英語の単語学習と同じ方法をとっていると、きちんと単語を覚えることができず痛い目にあってしまうということです。

つまり

フランス語の単語を覚えるときは、英語の単語を覚える時と、記憶するモードを切り替えましょう!

ここからは、具体的にどのようにフランス語の単語を覚えていけばいいか、そのコツをお教えしようと思います!

  • 普段使う単語から覚える
  • 他の単語とセットで覚える
  • 単語ごとの系統で覚える

普段使う基本単語から覚える

まず、単語を記憶する際に、普段使う頻出単語から覚えていくようにしましょう。

その理由は、「単語学習を自分ごととして進めるため」「基本単語を覚えれば、大体の文章は読めるようになるため」です。


一つ目の単語学習を自分ごととして進めることの重要性は、フランス語の学習は英語学習や他の資格の学習と比べると身近なものではないから

例えば、映画館にいくとハリウッドの映画が字幕でやっていたり、街中の案内図に英語があったりと、普段から英語の単語に触れられたりする機会が多くあります。

それに対して、普段生活していてもフランス語の単語を街中で見る機会はほとんどありません。つまり、日常生活の中からフランス語の単語を学習する機会はほとんどないということです。

そのため、フランス語学習を自分ごととして進めるためには、意識的に日常生活にフランス語の単語学習を取り入れる必要があるということです。

単語学習を日常生活に取りいれるには、まずは日常生活で使う単語を覚えていくことが最速です。

  1. 日常生活で使う単語を、フランス語で意識的に覚えてみる。
  2. 学習した単語をコアにして、日常動作の他の単語に学習を広げていく。
バゲちゃん

例えば、スマホがあったとして、「スマホはフランス語でどういうんだろう」と調べ、「スマホに打ち込むという時の打ち込むはどの名詞を使うんだろう」「打ち込むという動詞は他にどんなものに使えるんだろう」と、一つのごく日常的な単語から学習の裾野を広げることで、単語学習を自分ごととして進めることができます!


また、普段使うごく基本的な単語を覚えるだけでフランス語の文章の大まかな文脈は理解することができるようになるということも、基本的な単語から覚えるメリットです。

例えば、こちらの文章をご覧ください。

Imaginez une voiture électrique qui n’aurait pas besoin de batterie, cette fonction étant assurée par la structure même de la voiture. C’est en quelque sorte ce qu’ont réussi à faire des chercheurs de l’université de Chalmers à Göteborg en Suède. Ils ont assemblé une cellule de batterie lithium phosphate de fer (sans cobalt donc) constituée d’une électrode négative en fibre de carbone et d’une positive en feuille d’aluminium, entre lesquelles un séparateur en fibre de verre chargé d’électrolyte permet la circulation d’ions lithium. Si ce premier prototype présente encore une densité énergétique très faible de 24 Wh/kg (soit moins d’un cinquième de celle d’une batterie lithium ion classique avec son carter), elle présente déjà un module d’élasticité de 25 GPa, suffisant pour être intégrée à un assemblage structurel.

Le Point, Quand la voiture électrique deviendra sa propre batterie

こちらの記事は、「Le Point」という、フランス語の雑誌のとある記事から抜粋したものです。

この雑誌の記事は、フランス語学習者の目標の一つでもある、「DELF B2」にも引用され、読解問題の一部になることもあり、勉強するにあたり一つの指標とするべき文章の一つです。

この記事は、電気自動車のことについて書かれ、電気自動車のバッテリーの用語や物質名などについて書かれているため、一見難しく見えるかもしれませんが、フランス語の基本単語を知っている方には、ひとつ一つゆっくり読み込んでいくと理解できる程度の文章です。

バゲちゃん

フランス語の基礎単語を知っておくだけで、文章の理解力は飛躍的に高まります!

他の単語とセットで覚える

フランス語の単語を覚えるコツのふたつめは、他の単語と組み合わせて理解するということです。

例えば、動詞「être」の活用を覚える際に、「suis」「es」「est」「sommes」,,, と活用形だけを覚えようとしたことはないでしょうか。

はっきりいうと、そのような覚え方はほぼ無意味です。

なぜなら、そのような活用形を書いたり見たりするときは、必ずその活用形に呼応する「主語」が絶対に登場しているからです。

極端なことをいうと、「je」が主語の場合、「est」が動詞になることはないのです。その逆も同様で、「il」「elle」が主語の時は「suis」が動詞になることもありません

動詞の活用を覚えるときは、活用形だけを覚えるのではなく、その活用形にかかる主語も一緒に覚えることが、学習の効率面でも重要です。

主語活用形
jesuis
tues
il, elleest
noussommes
vousêtes
ilssont
動詞「être」の 現在形の活用

また、このように「他の単語とセットで覚える」という学習法は、特に性別のある「名詞」の学習にもお勧めです。

名詞には性別があり、それぞれひとつひとつ性別を覚えなくてはいけません。

人によっては、「un」「une」のような冠詞と一緒に覚えることをお勧めしていますが、私はその方法はお勧めしません。というのも、冠詞と一緒に覚えても、結局はわざわざ一緒に覚えた「冠詞」に単語としての意味はほとんどなく、余計に記憶する手間を増やすだけになってしまうからです。

僕はそれよりも、よく一緒に出てくる形容詞と一緒に丸ごと記憶してしまうことをお勧めします。

例えば、「国際会議」を意味する「congrés international」という単語がありますが、この単語を分解して覚えるのならば、以下の3ステップがあります。

  • 「congrés」が、会議を意味する名詞であることを覚える
  • 「congrés」が、男性名詞であることを覚える
  • 「international」が、「国際的な」という意味の形容詞であることを覚える

しかし、「国際会議」として「congrés international」というように記憶すると、「international」が単数男性名詞にくっつく形であるため、「congrés」が男性名詞であることが自動的に判別することができます。

つまり、名詞を覚えるときに、よく並列して使われる形容詞を同時に記憶することで、踏まなくてはいけない記憶のステップを少なくすることができます。

単語ごとの系統ごと覚える

フランス語の単語を覚える上で、一つの難関になっているのは、「動詞の活用」ですよね。

確かに、フランス語の動詞の活用は、「現在形」「反過去」「単純過去」「現在分詞」、、、のように幅広い形があり、それを何百とある動詞につき、ひとつづつ覚えていく必要があります。

「そんなにあるのかあ、、、」とぐったりしないでください!

確かにフランス語動詞の数は星の数ほどありますが、それらの動詞には、活用の型がいくつかあり、それを覚えることで、わざわざ全てを覚える必要はなくなります。

その型、というのが以下のような感じ。

  • 「-er」型
  • 「-ir」型
  • その他

フランス語の動詞の8割以上は最初の「-er」であり、この一つの方を覚えるだけで、フランス語の動詞の大半を覚えることができます!

他にも、フランス語の名詞について、「re- 」とつく場合は、「もう一度」という意味があったり、「-tion」とつくと「名詞化」する意味を持っていることを意識するなど、体系立てて単語を覚えることで、単語学習の手間が一段とでラスことができます。

フランス語単語学習に使える教材

ここまで、フランス語の単語学習のコツをご紹介してきました。

こちらからは、フランス語の単語学習に使うことのできる、教材をご紹介していきます。

単語帳

フランス語の単語をあまり知らないという方には、フランス語の単語帳をまず購入して、基礎となる単語学習を進めることをお勧めします。

なぜなら、単語帳は最重要の単語を体型立ててまとめてくれる教本であるからです。

ある程度の分量のある単語帳を一冊覚えるだけで、かなり文書を理解する手助けになるでしょう。

また、単語帳を常に携帯することで、隙間時間に勉強を進めることができるのも良いポイントのひとつです。言語学習は、どうしても時間のかかるもの。隙間時間を使いながら、ゆっくりと学習を進めましょう。

ちなみに、私が活用しているのはこちら。

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感想(12件)

文字も大きく、フランス語と日本語の対訳がわかりやすかったのが気に入っているポイントです。また、単語帳には珍しく、例文がたくさん乗っているのも、学習を進めるモチベーションになりました。

ニュースサイト

ある程度、単語力がついてきたなと思う方は、フランス語ニュースサイトを活用してみるのもいかがでしょうか。

ニュースサイトを単語学習に使うメリットとしては、きちんと生きている文章表現の中でフランス語の単語を学べること。

単語帳で学習するのも、もちろん良いですが、単語帳の例文は短すぎたり、状況がよくわからなかったりと、実際にフランス語を使う環境にはなっていないのがどうしてもデメリットの一つです。

しかし、ニュースサイトなら、書いている人もフランス語話者で、記事もある程度の長さのあるもので時事ネタを扱っています。それゆえに、きちんとしたフランス語の単語能力を伸ばすのにはうってつけのものであるといえます。

フランス語のニュースについて詳しく書かれた記事はこちら

HelloTalkのような、実際に単語を使って会話をできるサイト

ある程度、フランス語の語彙力がついてきて、実際にフランス語の単語を使ってものを書いたり、コミュニケーションを取りたいという方には、「実際にフランス語話者と話す機会」を持つことをお勧めします。

実際にフランス語話者と話すことで、話している単語のニュアンスが異なっていたりした時に指摘をしてくれますし、相手がどのように単語を使っているか理解することで自分知っている単語の幅をひろげることができ、「本当のフランス語能力」を身につける第一歩になリます。

とはいえ、いきなり初心者の方がフランス語話者を見つけるのは至難の技

人によっては、「地方に住んでいる」などで、外国語話者との交流を持ちづらい状況にいるかもしれません。

そんな方には、「HelloTalk」のような語学学習者の集まる、アプリケーションを利用することをお勧めします。

このアプリを一言で言うと、「世界中にいる言語学習者とつながることのできるアプリ」。フランスに住んでいる方とチャットできたり、フランス語の文章の添削をお願いすることができます。

また、アプリ独自に単語学習のメソッドを提供しているのも魅力!さまざまな形で、単語学習をする機会を与えているアプリです!

詳しくは、こちらの「HelloTalk」の使い方を解説している記事をクリック!

まとめ

今回の記事では、フランス語単語学習のコツとツールをご紹介してきました。

ご紹介したツールを活用しながら、

  • 普段使う単語から覚える
  • 他の単語とセットで覚える
  • 単語ごとの系統ごとに覚える

と言うことを意識しながら、学習を進めてみてください!

読んでいただき、ありがとうございました!