【高松〜神戸】瀬戸内海を斜めに渡る、ジャンボフェリーに乗ってきました!船内でうどんも食べられます!

  • 安く関西から香川県に移動する方法ってないかな。
  • ちょっとフェリーに乗って小旅行してみたい!
  • 瀬戸内海を存分に楽しめるフェリーってないかな。。

こんにちは。バゲちゃんです。

私は旅行が趣味で、国内外50箇所以上の地域、国を旅行してきました。

この記事を読んでいるかたは、安く関西から四国に移動をしたい方、電車や車以外の移動方法を探している方、ゆったりとした移動時間を過ごしたい方ではないかと思います。

そんな「関西から四国に安くゆったり移動したい方」には、ジャンボフェリーがおすすめです!

直島のかぼちゃ

私は2022年に高松を中心に瀬戸内海の島各地で行われている瀬戸内芸術祭に遊びに行ってきました。

その帰り道として大阪方面に戻るときに電車に乗るか高速バスに乗るか悩んでいました。

安さのためにバスで狭い中で数時間我慢するか、快適さのためにお金を出して電車や新幹線に乗るか悩んでいましたが、ネットで探していると「ジャンボフェリー」という高松、小豆島、神戸港を結んでいるフェリーを発見!

実は長距離フェリーに乗ったことがなかったのですが、勇気を出してジャンボフェリーに乗ってみることにしました。

実際に乗ってみたら、安くて快適に高松から神戸に移動することができ、そのコスパの良さに感動しました。

この記事では、なぜ関西から四国にリラックスしながらリーズナブルなお値段で移動したい場合に向けて、実際にジャンボフェリーに乗ってみて感じたことを交えながら、ジャンボフェリーの魅力を解説していきます!

瀬戸内海を結ぶジャンボフェリー

フェリーでの移動は、電車、バスと比べてもコスパ最高。

フェリーって乗ったことがないんだけど、実際、値段とか時間とかどうなの?

高松から神戸、神戸から高松に行く場合は、

「片道約5時間、大人ひとり約2000円」

で移動ができちゃいます

高松から神戸までは地図で見ると距離が近いように見えますが、直線距離にして約120キロメートルも離れています。

大阪から名古屋の直線距離が約140キロメートルなので、高松神戸の移動距離がかなりあることがわかると思います。

さらに、高松〜神戸の移動は、瀬戸内海を通らなければいけないので、通常の陸地での移動よりもさらに距離が長い移動となります。

意外と距離のある高松〜神戸の間の移動は、高速バスや新幹線、電車を使用すると以下のようになります。

高松〜神戸の間の移動方法比較

移動方法移動時間運賃(大人ひとり)
高速バス3時間約4000円
新幹線+在来線2時間強約7500円
在来線のみ3時間強約4000円
ジャンボフェリー約5時間約2000円

確かにジャンボフェリーの2000円は圧倒的に安い!

でも、5時間も移動にかかるのかあ。。

フェリーの中は広々していて中を自由に動けるし、中で食事を取ることもできるよ!

乗り換えをしなくてはいけない電車移動や、狭い空間でじっとしていなくてがいけないバス移動の移動時間よりはるかに快適だよ!

注意点

フェリーの発着する港は、高松、神戸ともに主要駅から少し離れたところにあります。

駅とフェリー港を繋ぐバスがありますが、フェリーご使用の際はご注意ください。詳しくは、公式ホームページをご覧ください。

充実の船内設備と、瀬戸内の島の圧巻の景色!

広々とした船内には、ソファー席、ゴザ席があって自由に移動できる

フェリー移動の醍醐味はやはり移動中とは思えないほど、ゆったりとした船内空間です。

ジャンボフェリーも、他のフェリーと同様、広々とした船内で、自由に中を移動することができます。

ゆったりとしたソファー席を初め、移動中も体を休めたい人にはゴザを敷いて横になることができるゴザ席もあります。

船内にはトイレ、授乳室、お風呂(男性限定)もあります。

「移動中にお腹が痛くなってしまったらどうしよう。」というような移動中にある心配もなく移動前日の食事を気にする必要もありません。

さすが瀬戸内海、船内でうどんを食べることができる

移動に5時間以上かかると、お腹が空いてしまうのではと不安になるかもしれないですが、フェリーの船内では食事所があるので、移動中に小腹が空いても大丈夫!

さすが高松を通る船だけあって、うどんをいただくことができます。

船からは、瀬戸内海の雄大な景色を望める

ジャンボフェリーは瀬戸内海を運行しているフェリーなので、乗船中は左右に瀬戸内海の島、本州、四国を臨みながら海を進みます。

瀬戸内海は雨が降ることが少ないため、その景色を存分に楽しむことができます。

さらに、瀬戸内海では多くのフェリーが行き来しているため、船に乗船中、他の船とすれ違ったりすることもあり、迫力のある船の運行を間近でみることもできます。

ジャンボフェリーで高松〜神戸を移動すると、、
  • 大人ひとり、約2000円
  • 移動時間、約5時間
  • 船内は広く、トイレや食堂などの施設が充実

魅力がいっぱいジャンボフェリー

さてそんなジャンボフェリーですが、私は高松から神戸に移動する際に乗船しました。

私は東京に住んでいるので、高松に行く際にはサンライズ瀬戸という寝台列車を利用したのですが、帰りはまた別の方法で帰ってみようと思い、フェリーを使ってみることにしました。

フェリーを使ってみた理由としては、まず第一に値段が安いことでした。学生の身分で旅行するには、まずお金は節約したいところです。

また、高速バスや新幹線のような狭い空間でじっとしながら移動しなくてはいけないのがあまり得意ではなく、船内で自由に移動することができるフェリーは私にうってつけでした。

朝6時高松港発のジャンボフェリーに乗船。

フェリーに乗る日は早くから大阪で用事があったので、朝6時に高松港を出港するフェリーに乗船することにしました。

高松駅からフェリーの乗船場まではシャトルバスが出ているので、あらかじめ早めに高松駅のバスターミナルで待ちました。

数分待つと、シャトルバスが到着し、フェリー乗り場へと移動します。

高松駅前のパノラマ写真
フェリー待合室

フェリー乗り場で、乗船券を購入。購入の際には、緊急連絡先などを書く購入申込書の提出が必要でした。

チケットを購入し、フェリーに乗れるまで待合室で待機します。徒歩で乗船する人はあまりいないのか、待合室はがらんとしています。

待合室のある建物の外では、大型トラックで運ばれたコンテナをフェリーに積み込む作業が行われていました。

いざフェリーに乗船。

出港時間を少し過ぎたくらいに徒歩のお客さんの乗船時間になりました。タラップを使って中に入っていきます。

港から見た船はそんなに大きく見えませんでしたが、実際に乗り込んでみるとかなり大きく感じます。

船内にはいると、まず荷物置きのエリアがありました。

私は利用しませんでしたが、中にはロードバイクを畳んで荷物置き場に置かれている方もいました。

自電車で四国を巡ってからフェリーで完成に戻るなんていいなと感じます。

船内には、さまざまな場所に椅子、寝転べる場所がありますが、私はボックスになっているソファー席を選びました。

一人でボックス席を利用しても躊躇わないほど、お客さんは少なかったです。

トラックの運転手さんには船内に専用の休憩室があるらしいので、徒歩のお客さんとトラックの運転手さんで分かれているのかもしれません。

自分の座った座席には、うどんのマークが書いてあったのがかわいかったです。

椅子の大きさもなかなか大きく、窮屈に感じることはありません。

朝食として船内でうどんをいただく。

朝6時のフェリーに乗らなくてはいけなかったので、朝食を食べることができませんでした。

せっかく、フェリーの中でうどんを食べることができるならと思い、券売機で券を買って注文してみることにしました。

頼んだのはオリーブの実とオリーブオイルが入っているオリーブうどん。

うどんは袋麺を使っているようでコシがあるわけではありませんでしたが、フェリーの中で瀬戸内海を見ながらうどんを食べるのはなかなか楽しかったです。

フェリーの中は揺れがほとんどなかったので、うどんもゆっくり食べることができました。

明石海峡大橋を下から見上げる。

うどんを食べ終わって、スマホでもいじっていると、淡路島が見えてきました。

淡路島を見ながらボーっとしていると、目の前に明石海峡大橋が見えてきます。

今までにも明石海峡大橋は見たことがあったのですが、船に乗って下から見上げるのは初めて。

約4キロにも及ぶ巨大建造物の下を船は抜けていきます。

明石海峡大橋を通る車の音も聞こえるのではないのだろうかというような至近距離で橋を見ることができるので、ダムなどの巨大建造物がお好きな方はとても楽しいと思います。

5時間の船旅の終了。

明石海峡大橋を抜けると、すぐに神戸港が見えてきます。

高松を出発したときには、あまり高い建物はなかったのに、神戸にはたくさんのビルが立っているので、遠い距離を移動してきたんだなあと感じます。

港に着くとすぐにタラップを降りて、神戸駅行きのシャトルバスに乗り込みます。

バスに乗り込んでしまえば、あとはすぐに神戸駅に着くので、らくらくです。

私はその後阪神電車に乗って大阪に向かいました。

実際にフェリーを降りて気がついたのですが、5時間も移動にかけたとは思えないくらいに、体がリラックスしていました。

電車やバスで移動していたら、こんなに体が軽い状態で神戸についていなかったと思います。

私はフェリーににって大満足しました!

ジャンボフェリー乗る時はこんなことに気をつけて

  • 1日に出港するフェリーのダイヤを確認しておこう!
  • 時間に余裕のあるスケジュールを立てよう!

フェリーの便数は意外と少ない

実際の運行とは異なる場合があります。詳しくはホームページをご覧ください。

高松、小豆島、神戸を繋ぐジャンボフェリーですが、1日の便数はそんなに多くありません。

また、出発の時間も朝早いものや夜遅いものもあるので、旅程次第では電車やバスの方が適している場合があります。

フェリーに乗ってみたいと考えている方は、早めに時間の調整をしておきましょう。

時間に余裕を持って乗船しましょう。

フェリーへ乗船する際は、あらかじめ早めに乗り場に到着しておきましょう。

もしフェリーに乗れなかった場合、次のフェリーまでは数時間待たなくてはいけない羽目になります。

また、私が乗船したフェリーは機材の点検により、出港が1時間遅れました。

出港の遅れに合わせて、神戸港への到着時刻も1時間遅れたため、フェリー乗船後に予定がある人は時間に余裕を持たせたスケジュールを立てることがおすすめです。

ジャンボフェリーはこんな人にお勧め!

ジャンボフェリーでの高松〜神戸の移動をオススメする人
  • 移動をゆったりと過ごしたい人
  • お金を節約したい人
  • 瀬戸内の自然を見ながら移動したい人
  • 明石大橋を下から見てみたい人
  • 瀬戸内海ならではの移動をしたい人
  • フェリーが好きな人


この記事を書いた人

フランス語と英語と日本語を話します。美術史を勉強しています。

詳しくはこちらの自己紹介の記事をどうぞ。


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