フランス留学、留学保険加入は必須?渡航前に留学保険は入っておくべき?

こんにちは。バゲです。フランスの大学院に修士課程で留学し修了しました。

この記事では、これからフランスに留学に来るという人に向けて、留学中、どのような保険に入るべきか、どのように準備すればいいか、お教えします。

なるべく保険の出費を抑えつつ、フランスでの留学を楽しむことができる人が増えれば嬉しいなと思います。

フランスに来るとき、留学保険は必要?

結論から言うと、必要ないです

なぜかというと、留学期間中、ほとんどの留学生は現地のフランスの保険に加入することができるからです。

基本的にビザを持ちながらフランスに滞在する場合、留学生はフランスの健康保険「Sécurité Sociale(セキュリテソシアル)」に加入することができます。

学生ビザ期間中は外国人であったとしても特別な費用をかけることなく、フランスの保険に配することができるわけです。

私自身留学保険に加入せず、フランスの国の保険と後述のミュチュエルなどの保険だけで生活しています。

フランスは国の福祉が留学生のような外国人にも適応されるので、問題なく生活することができます。

ただし、短期間留学で学生ビザを申請せずにビザなし滞在をする場合や、フランスでウィンタースポーツをたくさんする予定があるなど、特別な健康のリスクがある場合は日本の留学保険を使う人もいます。

現地での「健康保険」「住宅保険」の加入は必須

健康保険「セキュリテソシアル」は必須

日本から留学保険を加入してくる必要はありませんが、フランスに到着したらフランス現地の保険「セキュリテソシアル」に加入する必要があります。

セキュリテソシアルに加入することで、日本の保険に加入している時と同じように、自己負担がくがグッと減ります。

実際の負担額は、後述するミュチュエルという保険や、かかりつけ医を通しているかなどで変化しますが、アメリカやカナダのように自己負担額がとてつもないことになることはありません。

詳しくは留学生向けにキャンんパスフランスが保険制度を開設している記事、「健康管理と保険」を参考にしてみてください。

また、セキュリテソシアルにカバーされない分を補うための保険、ミュチュエルにフランスで加入することで、自己負担額をより抑えることできます。

ミュチュエルの種類によっては、日本ではカバーされないスポーツジムの加入料の一部がカバーされたり、メガネの額縁の料金がカバーされたりします。

また、フランスでアルバイトをすると、アルバイト先の会社のミュチュエルに加入することになります。会社のミュチュエルに入ると会社が加入費の半分の額を負担してくれるので、より自己負担額が少なくなります。

私はフランスに渡航した後に、「LMDE」という学生向けのミュチュエルにまず加入しました。

その後、フランスでアルバイトを始めたので、アルバイト先のミュチュエルに変更しました。

※セキュリテソシアルも、ミュチュエルも基本的にインターネットで全て手続きすることができます。

住宅保険の加入も必要

住宅を借りる際には、住宅保険へ加入することが必須になります。

賃貸契約を結ぶ際には住宅保険の証明を提出しなくてはいけません。

留学生が借りるようなアパートの場合は、年間で数ユーロから20ユーロほどしかかからないので、大きな出費にはなりません。

ミュチュエルに付随していたり、しなかったりするので、自分で確認する必要があります。

お勧めの保険の入り方

お勧めの保険の入り方
  • 数日〜数週間分の「海外旅行保険」に加入(クレジットカード付帯の保険も使える)
  • フランスについてすぐに、セキュリテソシアル、住宅保険に加入
  • 到着後ゆっくりとミュチュエルを探す

まずは、留学先についてから諸々の手続きを安心して進めるために、最初の数日間は海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。

クレジットカードに海外旅行保険が付帯されている場合は、クレカの保険で大丈夫です。

万が一、飛行機の乗り換えの時、フランス到着直後のセキュリテソシアル加入前の状態で怪我、病気をしても海外旅行保険がカバーすることができます。

フランスに到着し生活が安定しない状態だと体調を崩しやすいです。

安心してフランスでの生活を始めるために、まずは短期間旅行保険でカバーして、その後フランス現地の保険に切り替えるのが、お勧めです。