こんにちは。バゲと申します。2022年の秋からフランスに修士留学をにしに来ています。
2024年の夏に留学を終えるとともに、最近は留学を始めた当初の自分が不安でいっぱいでどんなことをすればいいのかわからず、ストレスを抱えていたなと思い返す日々です。
一度、2年間の修士課程を終える節目に、2022年の秋にフランスに着いて、不安でいっぱいの私に向けて手紙を書くつもりで、記事を書いてみようと思います。
留学に来た当初の私に伝えたいこと
家も友達も見つかるし、なんとか生活できてる
2022年の秋にフランスに着いた時には家も見つけていなければ、友達も一人もいない状況でした。
なんとかなるさと自分に言い聞かせているけれど、本当になんとかなるかはわからない日々。
家を見つけることができても、現地には頼れる人もいなく、辛い毎日が続きます。
ストレスが体の症状として現れることも。
でも、じっくり時間をかけて、自分の生活を安定させることもできるし、自分の周りにもフランス人、日本人の仲間ができます。
もともと人に話しかけるにが苦手で、交友関係を広げられるかわからなくても、徐々に一歩ずつ前進して行きます。
最初の数ヶ月は日本に帰りたくなるほど、辛くなるけど、絶対に諦めないで、フランスに残り続けて。
最初は授業もわからず、泣きそうになるけど、少しづつ着いていけるようになる
DALF B2(当時)も持ってるし、授業も着いていけるでしょ!と軽く見ていた私。
実際には、当時のフランス語レベルでは授業はおろか、日常生活を満足に送ることもできません。
学校で打ちのめされて、私生活でも打ちのめされて、惨めな気持ちになることも多くあります。
フランス語を頑張ろうと、無理に勉強時間を闇雲に増やしても、先が闇のように見えない語学学習で、何度も諦めそうになります。
そんな中でも、私生活の中で、徐々に単語を覚えたり、文法を覚えていくことができるはず。
最初は綺麗に使うことができなかった接続法、条件法も、身の回りのフランス人の会話を真似するようになって、使えるようになって行きます。
2023年の秋にはDALF C1を取得できます。資格はあくまで表面上の能力でしかないけれど、自身につながるはず。
円安になるから、お金の使い方には気をつけて
フランスに来た当初は、観光客のようなテンションだったことと、学校のストレスを抱えていたことで、ちょっとばかり準備していたお金を使いすぎてしまいます。
ベネチアに行ったり、パリに行ったり、ロンドンに行ったり、南仏に行ったり、旅行もたくさんしました。
また、現地でできた日本人の友達と飲みに頻繁に出かけてもいましたね。
でも、2023年の春頃から、円安が急激に進みます。
引っ越しをしたことも重なり、予算が急激に減って行きます。
家族への負担も増えることになりますし、生活のためにアルバイトをたくさんしなければいけなくなります。
正直、学業とアルバイトの両立はかなり大変です。ストレスで口の中に口内炎が4個できることもありました。
どうか、最初の1年は、準備期間ととらえてお金を使いすぎないでね。
2024年の夏、あれだけできないと不安だった修士論文を提出しようとしている
そして、現在、フランスにきて2年経つ今、論文を提出しようとしています。
フランスに来たときは、フランス語レベルも、論文のための知識も全くなく、まさかやり遂げることができるとは思っていませんでした。
でも、こうやって2024年の夏に論文を提出しようとしています。正直感慨深いです。
全てを投げ出して、日本に帰りたくなることもたくさんありました。でも、こうやって、自分の努力と、周りの人の手助けで、ついに目標を到達しそうです。
頑張りました。
これからの未来の自分にお願いしたいこと
生活を安定させてほしい
修士課程が終わる今、勉強もインターンもいろいろな経験をしましたが、仕事の面がまだ不安定です。
そもそもリヨンに居続けることができるのか、それとも日本に戻った方がいいのか決めきれず、しばらくは悩む日々が続くかなと思います。
リヨン、フランスで頑張るのか、一度日本に帰るのかはまだわからないけど、未来の自分が後悔のしない選択をしてくれることを願います。
僕としては、まだフランスにいたいと思うけど、未来の自分はどう思うのかな。
不安だけど、まずはお金を稼がないとね。
もしかしたら、フランスに残って、博士課程を頑張ってたりして。
自分の居心地がいい空間を作って欲しい
フランスに最初来た時は、すべての生活が「一時的」でした。
最初フランスに来た時は2年の留学生活の後には、日本に帰るつもりだったので、フランスにいる間、本格的に自分の居場所を作るということはあまりなかったかなと思います。
時間がかかる趣味を見つけることもなかったし、定期的に同じ人に会う、同じところに行くということもなかった。自分の「お気に入り」を見つけることがなかった。
いつか帰ってしまうかも知れない、いつかは失うものであるという感覚が先回りして、自分がどんなふうに生活したいのか、どんな空間を作りたいのか、考えることもありませんでした。
フランスの2年間の生活で、「よく生きる」「楽しく過ごす」ことを学んだ今、自分にとって居心地の良い空間を作って、自分が過ごしたい時間を大切に過ごして欲しいなと思います。
頑張ってね。