今回はちょっとした愚痴記事です。
こんにちは。バゲと申します。
フランスのリヨンに在住して2年になります。
ある程度大きな都市になると、どこにでもある公共交通機関。
フランスには市民の足である公共交通機関にただ乗りしてくる人たちがいます。(日本にもいるけど)。
今回は公共共通機関、特にメトロに無賃乗車してくる人たちについての記事です。
フランスの無賃乗車の多さ
フランスに付いてたくさんの驚きがありましたが、その中でも驚いたのは、フランスのメトロの無賃乗車の多さ。
メトロのチケットは数ユーロですが、それさえも払わずに無賃乗車をしようとしてくる子たちがいます。
大抵は10代後半高校生ぐらいのが多いですが、たまには30代ごろの移民系のおっさんが無賃乗車をしている姿も見かけます。
無賃乗車の手口
フランスをはじめとしたヨーロッパの地方都市のメトロ、バスは、すべて同じ料金で乗ることができる制度になっています。
つまり、一度改札に入ることができれば、降りる時にはチケットを見せる必要がなく、スムーズに出ることができるシステムです。
このシステムを悪用し、無賃乗車をしてくる人たちは、どうにかして入場するためのゲートを潜り抜けてこようとします。
- ゲートの上を跨いで潜り抜ける
- 出場ゲートを逆流する
- 前に入る人にピッタリくっついて入ってくる
一番多いのは、最後の「前に入る人にピッタリくっついて入ってくる」というタイプの無賃乗車。
メトロのゲートはチケットをかざすと数秒間開いて入場できるようになるのですが、無賃乗車の輩はこの数秒間の間に後ろから入ろうと、後ろにピッタリくっついて入ってきます。
その距離は10センチほどになることも。
また無賃乗車たちは、ゲートの外に入って新しくゲートを抜ける人を待ちながら、ゲートが開いた瞬間に入ってくるので、行き良いよく急に後ろに人が現れることになります。
急に後ろに人がべったりくっついてくるので、いい気分はしません。
たまに勢い余ってゲートの前の人を押して入ってくる奴らもいます。かなり苛立ちます。
百歩譲って一声かけて欲しい。
フランスなので、こういう無賃乗車をしてくる人がいることはしょうがないと思いますが、せめて、「一声かけて欲しい」と切実に願います。
ゲートに急に入ってくる前に「一緒に通ってもいい?」と聞いてきたり、通った後は「ありがとう」ぐらい言って欲しいなと思います。
しかし、実際には急に入ってきて、ありがとうも言わずに去っていくのみ。
公共交通機関は正規の料金を払っている人間たちのお金で動いているので、余計に腹が立ちます。
普通に電車に乗ろうとしたら、後ろから急に人影が現れて、ゲートのブザーがなるので、心臓に悪いです。
無賃乗車を断ると、それもそれで嫌な目に遭う
実際に私が経験した話ではないですが、知り合いが無賃乗車を断ったことがあるそうです。
ゲートを一緒に入ってこようとした10代後半の男の子に、「入ってくるな」と言って断ったそう。
断ったら、「ここはフランスだぞ!!!!中国じゃねえんだよ!!!チンチョンチンチョン!!」と逆ギレ。
別にフランスだからと言って無賃乗車をしていいわけではなくない?と思ってしまいます。
無賃乗車を行う彼らの常識のなさに驚く出来事でした。
無賃乗車をしてくる子たちは、断ると何をしてくるかわからないので、いやでも、なるべく一緒に通して何事もないように振る舞うのが、一番です。いやですけどね。
無賃乗車をする人たちの末路
こんな無賃乗車をしてくる人間ですが、公共交通機関側もある程度の対策をしています。
- ゲートに監視員を配置
- メトロ、バスの中で定期的な検札
私の住んでいるリヨンでは、無賃乗車をしている人のチェックが頻繁に行われ、検札の際にチケットを見せることができない人は、罰金を取られます。
すぐに罰金を支払った場合は、60ユーロの罰金となります。その後、後から支払うという場合は罰金がどんどん増えていくというシステムです。
しかし、このシステムがあっても、CB(フランスのデビットカード)、現金を持っていない場合や、身分証明書を持っていない場合は、そもそも罰金を請求することもできないので、検札もどうしようもなく解放ということになることも多いそう。
ちゃんとお金を払っている人がバカを見るような気持ちになってしまいます。
日本人観光客もチケットを見せられないと罰金になるので気をつけて。
検札の際にチケットを見せられないと、フランス人はもちろん日本人観光客の人も罰金を払わなければいけなくなります。
ヨーロッパの公共交通に乗る際は、チケットをなくさず持つようにしましょう。
日本人の感覚からすると、「いい歳して無賃乗車するなよ・・・」と思いますが、本人たちはお構いなしで、ただで公共共通機関を使いまくっています。