こんにちは。バゲです。フランスの国立大学に修士課程で留学し、無事修了しました。
この記事では、フランスの大学に入学することが決まった人に向けて、留学先決定から実際に渡航するまでの流れを紹介します。
この記事を読んだ人が少しでもスムーズに留学生活を送ることを願って書いています。
入学先決定から渡航までの流れ
- ビザ申請
- 航空機チケットの予約
- 滞在先の住居の決定(注意点あり)
- 日本での行政手続き
- 荷物の準備
ビザ申請
フランスの大学の入学書類をもらったら、すぐにビザ申請に移りましょう。
留学をするにあたり、さまざまな行政手続きをフランス現地でも日本でも行うことなります。
その諸々の手続きにビザの写真が必要になります。
特にフランスで留学するにあたって、住居を決める必要がありますが、住居の決定にビザが必要になります。
日本からフランスに渡航する夏の終わり、秋の始まりごろには、フランス国内、海外から学生たちが新生活のため現地に押し寄せます。
住居の決定を早く行うためにも、ビザの確保は優先的な課題です。
航空機チケットの予約
ビザの申請に並行して、航空機の予約を行いましょう。
フランスに留学に行くような方なら、ある程度航空機チケットの予約は慣れているかもしれません。
渡航のギリギリで飛行機を取ろうとすると、チケットの値段が跳ね上がるので、早めに準備しましょう。
フランスの現地の行き方には二種類あるかと思います。
- まずパリに行き、そこからTGV、バスなどで留学先の都市に行く
- フランスの周辺国から乗り継ぎで現地の空港にいく
例えば、私の住んでいるリヨンではイギリスやドイツから短距離便が出ています。
まずパリに行く!という考え方にこだわりすぎず、周辺国に行きそこから乗り継ぎで留学先の都市に行くほうが、時間的にも経済的にも節約だったりもします。
住居の決定(要注意)
入学が決定したら、すぐに住居の確保に移りましょう。
おすすめは日本人を優先的に受け入れている大家さんやシェアハウスに、まず入居するという方法です。
「mixB」などのフランス国内の日本人向け掲示板に物件情報などが多く載っています。「○○(都市) 物件」などで検索してみるといいと思います。
そもそも、フランスで外国人が学生として物件を借りるためにはフランス現地の保証人が必要です。
フランスに家族がいる人はいいですが、普通の日本人留学生はフランス現地の保証人なんてまずはいないはず。
保証人がいない人向けに、「Visale」というような政府の保証人サービスもあります。
しかし、この保証人サービスをそもそも受け入れていない物件、不動産仲介業者も多いので、あまり意味がないです。
まずは、フランスで一時的に入居して、その後ゆっくり現地でコミュニティを作りながら次の物件を探すという手段が一般的なようです。
日本の行政手続き
日本で行う手続きは、主に住民票を抜くこと。(任意)
住民票を抜くことで年金の納税義務がなくなります。
しかし、国の保険にも入れなくなるので、一時帰国の際に自分で保険に入り直す必要があります。
資金に余裕がある人は、日本の住民票を抜かずにそのまま渡航してもありです。
また、ネット銀行の一部は海外に居住している人へのサービスを想定していないため、フランスから自分の日本の口座にアクセスするという行為がグレーな行為になります。
荷物の準備
言わずもがな、フランスへの渡航が決まれば荷物の準備をしなければいけません。
海外旅行とは異なり、一時的な滞在ではないため、自分の生活に何が必要なのか、どんな生活をしたいのか、じっくり考えながら荷物の準備をしましょう。
ホームステイをする人は、ステイ先の家族にちょっとしたお土産を渡すと喜ばれるようです。
私のスケジュール
- 2022年春:入学先決定
- 2022年春:ビザ申請
- 2022年夏:ビザを受け取る(結構時間がかかります)
- 2022年夏:荷物の準備を開始
- 2022年秋(渡航直前):住民票を抜く
- 2024秋(渡航後):現地で住居探しを開始。良い物件がなく、泣く泣く郊外の物件に決定
まとめ:入学が決まったらとにかく手続きを急ぐ
- ビザの申請
- 航空券の手配
- 住宅の決定
- 住民票
- 荷物の準備