フランス留学に出発する前に必要な書類まとめ

こんにちは。バゲです。フランスに修士留学をしました。

この記事では、フランスに来る人に向けてフランスに出発する前に準備し持ってくる必要があるものをまとめました。

これからフランスに出発するという人に読んでもらいたい記事です。

フランス留学、必要な書類のリスト

必要書類リスト

重要度:★★★

  • パスポート
  • ビザ・滞在許可証
  • 入学許可証
  • 戸籍謄本・抄本(フランスの大使館・領事館でActe de naissance という書類を発行するのに必要)

重要度:★★

  • 語学証明(DELF・DALF)
  • 住居証明・賃貸契約書(日本で契約した人)

重要度:★

  • フランス語以外の語学証明

以下の書類に加えて、

  • 「それぞれコピーを3部ずつ用意しておく」
  • 「すべてスキャンしてPDFにしておく」

ことを忘れずに行っておきましょう。

各書類のコピーは必須。フランスに到着後、現地のコピー屋があるかどうかわかりません。

また、各原本も忘れずに持っていくようにしましょう。

必要書類と使い道

パスポート

パスポートの有効期限に注意!

特にフランスの大学に正規留学をする人は、パスポートの期限が十分にあるか確認してください。

正規学生は現地で学生ビザを更新することが多いのですが、パスポートの期限が迫っていると学生ビザの更新に問題が発生します。

最低でも「最低滞在期間プラス1年分」くらいの有効期限のパスポートを用意しようね。

使い道

すべての行政手続き

ビザ・滞在許可証(titre de séjours)

初めてフランスに長期で学生として滞在される人に発行される滞在許可証

フランスに初めて学生ビザでくる人は、基本的にパスポートにビザが直接貼り付けられるタイプの滞在許可証が発行されます。

この滞在許可証を持っていることで、銀行の口座を開けたり、フランスで家を借りたり、フランスの公的な補助を受けることができるようになります。

初めての滞在の場合、カード型の滞在許可証ではなく、パスポートに貼り付けるタイプの滞在許可がもらえます。

パスポートを忘れない限り、滞在許可証を忘れることもありません。安心。

滞在2年目以降はカード型の滞在許可証になるため、パスポートとは別の身分証として使用することができ、便利です。

使い道

すべての行政手続き

入学証明書

留学先が決定されると、留学先の学校から入学許可証をもらうことができます。

この入学証明書を持って学校に行くと、学校の登録を終わらせることができます。

登録後は学校から発行される学生証を使うことになります。

実際に学校に登録するために学校に行ってみると、実際には入学許可証を見せなくても登録が進むこともあります。

大学側は名前で学生を管理しているので、入学許可をわざわざ見せなくても大丈なことが多いようです。

学校に登録が完了すると、このような学生証がもらえます。

使い道

すべての行政手続き(学生証発行後は学生証が代替する)

戸籍謄本・抄本

意外かもしれませんが、戸籍謄本・抄本を留学には持ってくる必要があります。

謄本・抄本そのものが必要になるというよりも、謄本・抄本でフランス特有の書類(Acte de naissance)の発行を大使館・領事館にお願いすることになるためです。

Acte de naissanceは、銀行口座の開設やビザの更新などに必要になるため、留学中に絶対に必要になる書類です。

フランスに到着したら、早めに書類の申請ができるように戸籍謄本・抄本を日本から持ってくるようにしましょう。

Acte de naissance をフランスで発行せずに、「戸籍謄本・抄本の法定フランス語翻訳+アポスティーユ(公証役場で発行)」書類を使うこともできるそうです。

私はフランスで発行した Acte de naissance だけで十分だと思います。

使い道

大使館・領事館でのActe de naissance(出生証明)の発行に必要

語学証明(DELF・DALF・TCF)

そもそも語学証明はフランスの大学の受験、ビザ申請の際にも必要になります。

受験が終わりビザが発行され、無事フランスに着いた後にも、語学証明を使う機会があります。

フランス現地でビザの更新を行う際にも、学生ビザの場合、語学証明を提出する必要があります。

また、現地でインターンシップをしたり、就職活動をする場合は、勤務先に語学に問題がないことを証明するために、語学試験の証明を見せることもあるようです。

使い道

主に次の年のビザ更新に必要

住居証明・賃貸契約書

フランスに飛ぶ前に現地での家の契約をして来た場合は、賃貸契約書を持って来ましょう。

賃貸契約書があることで、フランス現地で銀行の開設を行ったり、フランスの保険に入ることができます。

加えて、フランスはそもそも住民票のような制度がなく、住所を証明する書類が賃貸契約書や住所が書かれた領収書を使うことが多いです。

ビザの更新にも、現在の住所の証明として賃貸契約書を使います。

使い道

銀行口座開設、保険の登録、ビザの申請など

フランス語以外の言語証明

フランス語以外の英語などの資格を持っている人は持ってくるようにしましょう。

現地でのインターンシップ、就活をする際に、日本語とフランス語以外にも言語が話せると、他のフランス人生徒と差別化させることができます。

残念ながら英検はフランスで認知されていませんが、Toeic、Toefl、ケンブリッジ試験などは、成績として使うことができるようです。

フランスでも、特にTeoic試験は広く認知されています。

使い道

インターンシップ・就職など

まとめ:最悪パスポートとビザと戸籍謄本・抄本でなんとかはなる

最悪、必要な書類はパスポートとビザ、戸籍謄本・抄本でなんとかなります。

とりあえず入国してしまえば、あとは日本の家族に書類をお願いしたりすれば、なんとかはなります。

私自身、ビザの更新をした際に足りない書類が数個ありましたが、日本との家族との連携でなんとか書類を集めることができました。

逆にパスポートやビザをなくしてしまうと、すべての行政手続きができなくなり、フランスでの生活の基盤を立てることができなくなります。

再発行にも時間がかかるので、絶対に無くされたり盗まれたりしないようにしましょう。

必要書類リスト

重要度:★★★

  • パスポート
  • ビザ・滞在許可証
  • 入学許可証
  • 戸籍謄本・抄本(フランスの大使館・領事館でActe de naissance という書類を発行するのに必要)

重要度:★★

  • 語学証明(DELF・DALF)
  • 住居証明・賃貸契約書(日本で契約した人)

重要度:★

  • フランス語以外の語学証明