- トコジラミに刺されたらどんな感じ?
- トコジラミに刺された人の体験談が聞きたい。
こんにちは。バゲちゃんです。海外旅行好きのブロガーです。
最近、トコジラミが韓国、ヨーロッパをはじめとした世界各所で報告されていますね。ニュースで見るとその恐ろしさに慄いてしまいます。
「南京虫」「トコジラミ」という虫は、人間を吸血しその後に刺された人にものすごい痒みをもたらす、恐ろしい虫。
筆者はそんなとにかくやばい虫、トコジラミに実際に刺されて大変な思いをしたことがあります。
実際に刺さる前は、「トコジラミなんて所詮虫でしょ?」と思っていましたが、刺されてみるとトコジラミのとんでもない害悪性に気がつくことになりました。。
今回はそんなトコジラミに刺された私の恐ろしい体験談と、トコジラミについてご紹介していきたいと思います。
トコジラミはどんな虫なのか、トコジラミに刺されるとどんな風になるのか、トコジラミの痒みはどれくらいなのかと言う観点で皆さんに情報を共有したいと思います。
吸血害虫、トコジラミ
トコジラミとは?
wikipedia
トコジラミと書いてはいましたが、正確にはトコジラミと呼ばれているこの虫。シラミという単語がついていますが、シラミの仲間ではなく、カメムシの仲間。
カメムシと同じで潰すと不快な匂いがします。カメムシが自分の血を吸ってると考えると、ゾッとしますよね。人類との関係性は長く、人類が洞窟に住んでいた頃から、人類の血液を糧に繁殖をしていました。物陰に潜む性質があり、衣服や鞄の隙間などに潜んで、寝室に入り込み吸血を行います。
その最大の特徴は、吸血した後に凄まじい痒みをもたらすこと。その痒みのせいで、夜かきむしってしまい、朝起きた時には皮膚から流血していた、ということもよくあります。
トコジラミ>>>>>>>蚊>ダニ
現代のトコジラミには、普通の殺虫剤は効かない
トコジラミは戦後に殺虫剤の普及により、1950年代以降被害が広がるということは少なくなっていました。
しかし最近になり、殺虫剤に抵抗がある南京虫が台頭してきて、従来の方法で駆逐することが不可能になってきました。
さらに、家に一度入り込んだら隙間に潜んで巣を作るという習性から、寒山な駆除が非常に大変になります。
もともと体が薄っぺらく、足が速いトコジラミ。みつけてもすぐに逃げてしまいます。体の大きさも最大でも五ミリほどであるため、ほかの害虫と比べても発見が遅れてしまいます。
吸血をして栄養をつけたメスの南京虫は、数多くの卵を産み、その数を爆発的に増やしていきます。
トコジラミの悪夢【筆者の体験談】※虫刺されの画像があります
トコジラミに刺されたのは、カナダで留学していたとき
私が南京虫を受けたのは、カナダで短期留学をしていたとき。
カナダやアメリカで南京虫の被害が問題になっており、ニュースでもそのトピックについて扱ってい。
場所は、カナダの都市、モントリオールの集合住宅の一室。知らずに借りたのですが、その部屋にトコジラミが潜んでいて、部屋を契約した初日から被害を受けることになりました。
短期滞在者向けの住宅であるため、もともとさまざまな国、地域から来た人が滞在をしてきた場所でした。
そのため、ホテルなどに近い、「不特定多数の人が出入りする場所」でした。
トコジラミの被害【体験談】※写真注意!!
ある日、自分の足首付近が熱を持っていて、痒みがあることに気がつきました。徐々にそのかゆみは増してきて、掻きむしらずにはいられない状況に。
数時間経ってもそのかゆみは一向に収まらず、どんどん増していくばかりでした。掻きすぎて血が出てきてしまい、自分の足はみるも無惨な姿に。
当時、トコジラミの存在を知らず、きっとダニの仕業だ!と考え、シーツを洗濯。大丈夫だろうと考えていたら、翌朝には痒みが足先だけでなく、太ももや腰、指先にも広がり、全身を掻かずにはいられない状況に。
こうなってしまうと、他の生活はまともに過ごせなくなりました。料理をしているときも、勉強をしているときも全く身が入りません。まさに、地獄のような日々でした。
痒みの正体を調べてみると、「トコジラミ」という虫が存在するということを知りました。
南京虫はシーツなどに直接潜むというよりは、ベッドの金具の隙間などに潜んでいるということを聞いて、ベッドをひっくり返して探して探すことに。
すると、数秒もせずに奴らはいました。それも、一匹や二匹ではなく、数十匹蠢いているのが見えました。
彼らを発見したときにはすでにときは遅く、身体中刺されに刺され、見るに耐えない姿になっていました。
こんな虫たちが夜な夜な自分の血を吸っていたと考えたら、鳥肌が止まりませんでした。すぐに、大家に電話をして、対策に入りました。。
トコジラミの対処法
大家に「部屋に南京虫がいる!」というメールを送ると、すぐに大家が駆けつけてきて対処をしてくれました。
その大家から、私にして欲しいとお願いされたことは、主に二つ。
- 洗濯できるものを全て洗濯する。
- 部屋の隙間という隙間に薬剤を散布する。
洗濯できるものを全て洗濯する。
南京虫は日光を嫌い、隙間に入り込む性質があります。そのため、畳んでいる衣服、リュックに入り込んでしまいます。
衣服などに潜んでいると、自分が刺されるリスクに加えて、その衣服を着て外に出たときに、他の人に南京虫を渡してしまう可能性があります。
南京虫の卵は耐水性があるため、キチンと駆除するためには高温にして殺す必要があるため、乾燥機にかける必要がありました。
自分も、衣服を全て洗濯するために服を持ち上げたら、その中から南京虫が這い出てきたことがあったため、ゾッとしました。。
部屋の隙間という隙間にトコジラミ専用の薬剤を散布する。
トコジラミ専用の薬剤を部屋の隙間という隙間に薬剤を散布しました。
現在、猛威を奮っている南京虫は、現在広く使われているピレスロイド系の殺虫剤に対抗性を持っているため、南京虫用の特別な殺虫剤を使うことになりました。
その殺虫剤を撒くと、南京虫がワラワラと隙間から出てきて、地面で苦しんでいました。
この殺虫剤のおかげで南京虫は徐々に減ってはきましたが、今度は大量に殺虫剤を散布したせいで、咳がすごい出るようになってしまいました。
殺虫剤を撒いて、南京虫が死んで、また撒いてというのを繰り返し、最終的に1ヶ月を過ぎる頃には、南京虫を見ることはなくなり、やっとほっとする生活が戻ってきました。なお、日本でも南京虫専門の殺虫剤は市販されています。
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トコジラミ事件の顛末
南京虫に対する対処をしてから大家と交渉し、洗濯にかかった費用や、痒み止めのお金を請求し、家賃も50ドルほど下げてもらいました。
南京虫に刺された悪魔の日々から抜け出した後も、かきむしったことにより、皮膚に色素沈着が起きてしまい、虫刺されあとの黒ずみが数ヶ月ほど色こく残ってしまいました。
毎日毎日、色素沈着を抑える薬を塗り込みやっと薄くなりました。もうあんな日々は二度と過ごしたくないなと思った経験でした。
トコジラミに刺されない対策法
- 外出先では布への接触を避ける。
- 中古のもの、通販のものを買ったときは、必ずトコジラミがいないかチェック。
- ホテルに泊まるときはクチコミをチェックして、トコジラミのレビューがないか確かめる。
- 旅行から帰宅したらすぐに衣服、リュックなどを洗濯、乾燥
- 万が一家で発見した場合は、自分でなんとかしようとせずに専門家に相談。
トコジラミの厄介なところは、蚊などとは違って自分の家に住み着かれてしまう可能性があること。
外で刺される分にはいいですが、自分の家に住み着かれてしまったら、自分の家でぐっすり眠ることもできなくなってしまいます。
とにかく、家に持って帰らない、家に住み着かせないことが重要です。
なるべく外出した際は、トコジラミがいそうなところは避けて、特にホテルなどに泊まった際は家に帰った後に荷物を洗えるものは洗って高熱の乾燥機にかけるようにしましょう。
外泊する際に、トコジラミ対策グッズを持っていくのもおすすめです。
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