【留学・海外生活】日本からの国際郵便を頼んだら、とあることに失敗して損をしてしまったお話。【関税】

こんにちは。バゲと申します。フランスで大学院生をしています。

今回は、フランスで生活している中で経験した経験談を話すコラムになっています。

この記事のテーマは「国際郵便」。

留学に行くと、日本にいる家族、友達に、自分の荷物を送ってもらったり、仕送りをしてもらう機会があります。

今回は、日本にいる家族に、自分の荷物をフランスに届けてもらおうとしたら、失敗してしまったというお話です。

修士論文で必要な本を、日本からフランスに送ってもらおうとした。

ことの始まりは、日本にいる家族に自分が留学中に使う本を、留学先に送ってもらおうとしたことでした。

大学院の修士論文で、日本に関係したテーマを扱うことになり、日本語で書かれている本をネットで注文し「日本の住所宛」に届けました。

日本の住所に届いた本を、留学先のフランスに一括で国際郵送をしようとした形です。

必要になったのは、日本で出版された本3冊。

これらの本がなければ、修士論文を書くことができず、絶対に必要になる本でした。

留学に出発した時は、「修士論文のテーマ」が決まっておらず、日本語の書籍が必要になるとは思っていませんでした。

日本の書籍を手に入れるために、フランスにいる状態でどうにか手にいいれなければならず、大変でした。

留学などで日本の本・ものが必要になるとわかっている場合、あらかじめ出発の際に持っていくようにしましょう!

国際郵便の罠「関税」

ことの顛末
  1. 筆者がネットで「日本の住所」に本を買って届ける
  2. 家族が届いた本をまとめて「国際郵便」で送る
  3. 関税の申請で「新品」の値段で申請する
  4. 届いた国際郵便に、高額の関税がかかり、筆者が払うことになる

国際郵便は、送るときに関税の申請が必要

まず、日本の住所に向けて、ネットで必要な本を買って送ることに。

その後に、家族が届いた本をまとめて国際郵便で送ってもらうという形になりました。

自分がネットで買った本に加えて、家族がさまざまな衣類もサプライズで入れてくれました。

この衣類の仕送りも、後々面倒なことになりました・・・。

国際郵便は、通常の国際郵便に必要な住所・氏名などの情報を書いた「送り状」の他に、「関税の申請書」が必要になります。

関税の申請書に書くことは、「品物」「重さ」「価格」などのそれぞれの情報。

この関税の申告書の価格の申請は「取得時の値段」で基本的にOK。

つまり、自分が買って国際郵便で送る時点で、送られるものは中古として扱われます。

申請書に書く物品の名前も、「used ○○」という形で申請して、大丈夫です。

関税は「受取人」が払うことに

関税の申請は中古価格で大丈夫。

しかし、私が家族に頼んだ時、「中古価格でいい」という事実を知らなかったようです。

送る物品の価格を全て「新品」の値段で申請してしまいました。

私が日本の住所宛に買った本は全て、数百円で手に入れた格安の中古の本でした。

しかし、専門書ということもあって、元々の値段は数千円から1万円近くするものも。

全て「used book」として合計千円ほどで申請できるものを、2万円以上の価格で申請してしまいました。

また、この本に加えて、仕送りの洋服類も全て新品の値段での申請。

合計の価格は実態とはかなり離れて高い価格になってしまいました。

国際郵便で送られるものが全て新品の値段で申請されたため、運悪く関税の課税対象になって今いました。

関税を払うのは、受取人が受け取るときになります。

そのため、私は現地の郵便局で受け取る際に関税として「27ユーロ(五千円ほど)」余計に払う必要がありました。

留学中の金欠学生にはなんとも痛い出費となりました。

関税の領収書

関税の計算方法は各国によって異なります。国によっては関税が高くなったり安くなったりすることもあるようです。

詳しくは、郵便局のウェブサイトを確認するのがベストです。

関税にかかったのが、約5000円。国際郵便自体の値段が、約6000円。

郵便手数料とほぼ同じくらいの値段が関税で取られてしまいました。

送ってくれた家族には感謝ですが、意味のない出費になってしまったのはなんとも悲しい結果です。

「日本→海外」の国際郵便をする人へのアドバイス

個人で送る場合、郵便・関税の申請は、「中古の値段」での申請を忘れずに

先ほども述べましたが、関税の申請は基本的に「中古」の値段で大丈夫。

逆に書籍などを中古で買えるものを安く買った場合、申請も中古の値段で低い価格で申請しましょう。

新品の値段で申請してしまうと、関税が余計にかかってしまうことになります。

なるべく、必要なものは日本から飛行機で「直接」持っていくようにする

そもそも国際郵便はかなりの手間がかかります。

日本にいる家族、友達にわざわざ申請書を書いてもらったり、梱包してもらったりかなりの労力になります。

特に英語や海外に慣れていない人にお願いする場合は、1から説明しなければならず、頼む人も頼まれる人も両方疲れてしまいます。

あらかじめ、何が必要かわかっている場合は、日本から出発するとき、日本に一時帰国するときなどに全て準備して持っていくようにしましょう。

本などは写真を撮ってデータで送ってもらうのもオススメ。

本などの情報が必要という場合は、わざわざ国際郵便で現物を送ってもらわずに、写真などでデータで送ってもらうのもおすすめです。

データ化することで、国際郵便の手間が省け、一瞬で情報を共有できます。

データ化する際は綺麗に写真に写すテクニックが必要なので、写真の撮り方に慣れている人にお願いしましょう。

また、論文などで引用する際に備えて、出版年などが記載されている巻末のページを必ず送ってもらうようにしましょう。

※注意点:データ化した書類は、むやみに共有すると著作権法に触れる可能性があります。個人利用にとどめましょう。

ネット通販は、まとめて海外郵送してくれるサービスがある

大手の通販サイトでは、海外在住の人に向けて通販サイトがまとめて海外に郵送してくれるサービスがあります。

「定期的に同じものを頼む」「日本に国際郵送を頼める人がいない」という場合は、国際郵送を行なってくれる通販サイトを利用しましょう。

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