フランスで英語はどのくらい通じるの?旅行にフランス語の勉強は必要?【海外旅行】【海外留学】

こんにちは、バゲちゃんです。私はフランスで修士の文系大学院生をしています。詳しくは自己紹介のページへどうぞ。

この記事を読んでいる皆さんは、フランスへ旅行する、フランスに留学するという方で、現地でのコミュニケーションに悩んでいる方ではないでしょうか。

フランスの公用語は、フランス語。

英語を話す人がいても、彼らにとって英語は第二外国語、第三外国であることがほとんどです。

街中を歩いていても、道に掲載されている看板は全てフランス語。

街中で聞こえる会話もほとんどがフランス語です。

「旅行先で、全くコミュニケーションが取れなかったらどうしよう!!」という不安を持っている方のために、この記事ではフランスでの英語の使用率、旅行中に英語でコミュニケーションを取ることができるか」という疑問に答えていきたいと思います。

フランスで英語が使えるかというだけではなく、フランス人の英語の特徴も最後に解説しているので、ぜひ最後まで読んでください。

筆者

実際にフランスに住んでいる学生の目線で書いているので、皆さんの参考になると思います!

記事のポイント
  • 観光地ならフランス語も使える
  • 観光地以外の郊外に行くと、英語がわかる人はほとんどいなくなる
  • フランス人の英語は、訛り、特徴が強いのであらかじめ慣れておくと便利

フランス:英語で通じる場所

英語が通じる環境
  • 観光地のカフェ、レストランブティック、土産屋
  • 観光案内所
  • ホテル
  • 駅の自動切符販売機
  • ファストフードの自動決済期

観光地では、英語は通じます。

日本人がフランスに来て最初に行くような、ルーブル美術館、オルセー美術館、エッフェル塔、ポンピドゥーセンターのような有名観光地の周りのレストラン、カフェではほとんどの店員さんはまず英語でコミュニケーションできるでしょう。

このような地域のお店では、英語対応のメニューはもちろん、場合によっては日本語対応のメニューが場合もあり、言語で苦しむことはまずありません。

席に着くと、フランス語で話しかけられるよりも前に、英語で話しかけられるということもあります。

筆者

パリで高級ブティックを巡りたいという場合も、ほとんどのお店で英語が話せる店員さんがいるので安心してショッピングしましょう。

また、観光案内所やホテルのような「そもそも外国人を相手にするような場所」でも、まず英語で会話できます。

このような場所では、看板にも英語の表記があったり、英語以外の言語対応をしている場合もあるので、安心です。

フランスでは駅やファストフード店での、自動決済機、自動販売機が積極的に導入されています。

このような機械は、英語、日本語、スペイン語、イタリア語、中国語などが対応しているので、フランス語を知らなくても大丈夫です。

筆者

「パリに一週間旅行する!」という旅行で向かうような、パリ市内の観光地、ベルサイユ、モン・サン・ミシェルのような場所では、英語の心配はまずありません。

フランス:英語が通じない場所

英語が通じない環境
  • 郊外、地元のレストラン、カフェ
  • 駅の駅員さん、車掌さん
  • 街の看板、地図

観光地に対して、少し中心地から外れた郊外のレストラン、カフェや、地元の人が主なお客さんのお店では、フランス語が通じないことが多いです。

このようなお店では、英語表記のメニューのみが置いてあったりしますが、その英語もわかりずらいことが多く、注文するのに苦労します。

英語で話そうとすると嫌がられることも多いので、覚悟して向かいましょう。

駅の自動販売機は英語対応のものが多いのですが、実際に駅で働いている駅員さん、車掌さんは、英語が話せない方が多いです。

フランスは電車の遅延、振替が多く、旅行中、留学の移動中も駅でトラブルになることも。

駅で何か困った際は、駅員に聞くよりも、駅の中の観光案内所や、駅で周りにいる「英語が話せそうで優しそうな人」に聞く方が手っ取り早かったりもします。

フランスで鉄道に乗る際は、逐一フランスの鉄道サイトをチェックしておくようにしましょう。

筆者

フランスは電車がしょっちゅう止まるので、心構えをしておこうね。

フランスのストライキについて書いた記事はこちら。

街中の看板や地図もフランス語のものがほとんどなので、あらかじめ自分のスマートフォンに翻訳アプリなどを入れておくのがお勧めです。

フランス人の英語の特徴

英語教育が普及しフランスでも英語を話すことができる人が増えましたが、よほどの高レベルの教育を受けていない限り、彼らの英語は結構訛りが強いです。

彼らの訛りの特徴を覚えておくと、実際に英語でコミュニケーションを取るときに便利です。

フランスの訛りの特徴
  • 「H」の発音が消える。例:「hotel」が「オテル」に。
  • 「R」の発音がフランスの「R(掠れたようなHに近い音)」になる。例:「train」が「トヘイン」に。
  • 「U」をそのまま「う」と発音する。例:「but」が、「ビュット」に。
  • 単語の最後の「t」「s」などが聞こえにくい。例:「present」が、「プレゼン、プレザン」に。
  • 文のアクセントが必ず最後上がるので、文章中の重要な箇所がわかりづらい。
  • 考えるときに「おぅー、うー」というような声を出す。

フランス語を話せなくても、「ボンジュール」は言えるとGOOD!

基本的にフランス語は話せなくても、フランスの挨拶である「ボンジュール」は最初に言うと、店員さんの反応が格段によくなります。

フランスでは、「ボンジュール」をはじめとした挨拶は重要視されていて、挨拶をしない人は失礼な人とみなされ、接客も悪くなってしまうことも。

一番最初の挨拶だけでもいいので、「Hi」「Hello」の代わりに「Bonjour(ボンジュール)」と言えるようにしておきましょう。

ボンジュールを言った後は、そのまま英語で話し始めても大丈夫です。

絶対に覚えておきたい挨拶
  • こんにちは=ボンジュール
  • こんばんは=ボンソワ
  • さようなら=オフボワ

まとめ:フランスでも英語はほどほどに通じる。

フランスでも、基本的に英語は通じます。

旅行で行くような場所では基本的に英語で会話できると思って大丈夫です。

しかし、場所によっては英語が通じない、英語を話されても訛りが強くてわからないということもあり得ます。

どうしてもわからないときは、何回も繰り返し言ってもらうか、翻訳アプリ、旅行用の会話集を活用するなどして、頑張ってコミュニケーションをとってみましょう。

特に、フランス語の挨拶を少しでも覚えておくと、コミュニケーションが円滑に進むはずです。

筆者

フランス語を少しでも覚えておくと、フランス旅行、留学をより楽しむことができますよ!