こんにちは。バゲちゃんです。フランスで修士の文系大学院生をしています。
フランスで生活してもうすぐ1年が経ち、フランスでの生活もすっかり慣れてきました。詳しくは自己紹介記事をご覧ください。
フランスは、なんとなくお高いイメージを持っていませんか?
パリジェンヌはなんとなくとっつきづらいし、フランス人は外国人に優しくなさそう。フランスは、そんなお高いイメージを持っている人も多いのでは。
日本のメディアで描かれるフランス人は、どこか気難しそうでお高く止まりがち。
実際にフランスに来るとわかるのですが、フランスは高いです。
とはいっても高いのは物価。
何を買うにしても、何で遊ぶにしてもお財布からどんどんお金が消えていきます。
特に旅行や短期滞在で来られる方は、出費を工夫しないと「旅行中、思ったよりもお金がかかってしまった!!」ということにも。
もちろんフランスにも価格が高くないもの、お手頃な値段のものもあるのですが、そんなプチプラなものを見つけるのは至難の業。
この記事では、フランスに旅行に来た方、フランスに来て間もない方、フランスに留学に来られる方に向けて、プチプラでフランスの生活を送るためのコツを皆さんにご紹介します。
ぜひ、ご興味がある方もない方も最後まで読んでください!
- 外食は避けるべし。
- 海産物と卵が特に高い。
- 野菜やフルーツを食事に取り込もう。
- 学生の場合、学割を使える施設がたくさん。
- フランス人と友達になってソワレをするとコスパ良く楽しめる。
フランスは物価が高い!!!?
外食の値段にびっくりします。
フランス滞在中、毎日外食してフランスの現地の料理を食べたいなと思っている、そこのあなた!
フランスで普通に外食すると、どんなに安くても一人2000円以上します。。。
しかも、2000円で食べることができるのはマクドナルドなどのようなファストフード店。
普通のレストランで綺麗目な食事をとろうとすると、一人5000円ほどはします。家族4人で外食するとなると約20000円ですね。
- カフェでコーヒーとドーナツ:10ユーロ(2000円)〜
- マクドナルドのセット:15ユーロ(2000円)〜
- 地元の小さなレストランでお昼ご飯:30ユーロ(4500円)〜
- ちょっと綺麗なレストランで夕食:50ユーロ(7000円)〜
そもそもフランスは、日本ほど「外食ですます」という文化がなく、フランス人でもちゃんとしたレストランで食事を取るのは月に数回ほど。外食をしない残りのほとんどの日は、家で自炊をして食べるという人が大半です。
「今日は適当に近くのレストランで食べようか!」ということは、まずありません。
しかも、フランスのレストランが高いから美味しいかというと正直微妙。。
最高級のフレンチだったらフランスでお金を出して食べるのもいいかもしれませんが、それ以外の食事は日本のレストランの平均値の方が高いです。
フランスは魚、卵が高い。
日本人の魂であるお魚も、フランスで買うとかなり高いです。
そもそもスーパーの陳列棚にも、日本のように「たくさんのお魚がずらりと並ぶ!!」ということはなく、品揃えもわずか。
スーパーで鮮魚コーナーで見かけるのはサーモン、タラ、エビくらいです。多くても以下くらいでしょうか。タコやアサリのような食材を見かけることはありません。
驚くべきことにサーモンやエビなどの値段は、日本の値段の2倍ほど!!サーモン数切れだけでも1000円以上することも。
そもそもフランスは豚や牛をよく食べる肉食文化なので、海産物が高いのも納得かもしれません。。。
栄養豊富で使い勝手もいい、卵もフランスは日本よりも高め。
日本の卵は1パック200円ほどで購入できますが、フランスの卵は日本の1.5倍から2倍ほどの値段がします。一個当たり高いものだと50円ほどするものも。
フランスに留学に来て自炊を初めてする場合、使い勝手のいい卵は重要なタンパク源です。
しかし、卵も高いのでフランス滞在中の自炊は少し大変です。
フランスの卵は、飼育方法によってレベル分けされています。
最高級のビオ飼育の卵を毎日使い続けるなんて僕にはできません。。
フランスでプチプラで楽しめるもの
フランスは物価が全体的に高く、日本よりも安いプチプラなものを探す方が難しいです。
それでも頑張ると、フランスでもお手頃な値段で楽しめるものもたくさん。
実際にフランスに住んでみてわかった、フランスのプチプラテクニックをご紹介します!
フランスは農業大国!野菜、フルーツが安い!
フランスは、野菜とフルーツが安い!
さすが農業大国といったところでしょうか。フランスで手に入る野菜や果物を基本的に日本よりもやすいです。
特にイチゴやオレンジなど、日本で買うと高い果物がフランスではかなりお手頃な値段で手に入るので、野菜好き、フルーツ好きには最高の国だと思います。
- アボカド1個:1ユーロ
- ズッキーニ1キロ:3ユーロ
- パプリカ5個:3ユーロ
- じゃがいも5キロ:3ユーロ
- イチゴ1パック:3ユーロ
フランスは野菜が安くもともと健康志向が高いのもあってか、フランス人に肥満体型の人は少なく感じます。
学割がとっても使える。
フランスは学生に優しい国で、学生証があると割引になる施設がたくさんあります。
美術館の割引があるのはもちろん、場合によっては学生証があるとタダで入れる施設もあります。
レストランの中には学生証を持っていると数割割引になったり、特典がついてくるものも。
日本と同じように、美容室、理容室での学割もあるよ!
学割のような間接的な学生へのサービス以外にも、フランスで留学をすると色々なサービスが受けられます。
- 学食が格安で食べられる。
- 学生向けの家賃援助サービスがある。
- フランスの健康保険に無料で入ることができる。
フランスの学生向けのサービスは、こちらの「フランスの学生向け経済的なサービス」について書いた記事をご覧ください。
フランスのホームパーティー、「ソワレ」がお手頃で楽しい。
フランス人は外でみんなと飲んで遊ぶことを日本人に比べてあまりしません。
外で飲み食いをする代わりに、友達を自宅に読んで開くホームパーティー(ソワレ)をして交流を深めます。
軽くワインと軽食、チーズを食べながら軽食をつまむだけなので、あまり豪華なホームパーティではありません。
しかし、フランス人とお話ししながらじっくりと夜が過ぎていくのを楽しむのはなんとも言えない楽しみがあります。
ソワレを開く場合、主催者が食事の準備をして、誘われた人がワインなどを持っていくことが多いです。
ワインといっても高級なワインを持っていく必要はなく、5ユーロから15ユーロぐらいのものを持っていくだけで大丈夫です。
みんなで軽く食べ物を持ち寄りながら開くホームパーティは、誘った人によって会話も雰囲気も変わるのでとっても楽しいです。
【番外編】フランスは大学も、プチプラ!?
フランスは大学の学費も超格安。
地域や時期によっても異なりますが、フランスの国立大学に修士学生として入学すると、1年間の学費は5万円ほど。
日本の場合、国立大学でも年間50万円ほど学費がかかるので、フランスの高等教育費はかなり格安と言えるでしょう。
私はフランスで修士学生をしているのですが、1年間の学費は350ユーロほどしか払っていません。
※フランスの大学の学費は大きくばらつきがあるので注意してください。
詳しくは私のフランス留学のメリット・デメリットについての記事をご覧ください。
まとめ:フランス滞在中の節約術
フランスは物価が高い国です。
しかしながら、フランス国内でもうまく工夫して生活をすれば値段を抑えて滞在することができちゃいます。ぜひこの記事を参考にして楽しいフランス生活を送ってください。
- 外食は避けるべし。
- 海産物と卵が特に高い。
- 野菜やフルーツを食事に取り込もう。
- 学生の場合、学割を使える施設がたくさん。
- フランス人と友達になってソワレをするとコスパ良く楽しめる。
フランスで日本のように、「毎日コーヒーをスタバで買って、たまに外食して、外でみんなとお酒を飲んで遊ぶ」というような生活をしているとあっという間にお財布からお金がなくなります。(実体験)