フランス人のフランスパン・バゲットの食べ方はこんな感じ。【フランス生活】

フランスパンの食べ方がなんとなくわからないという人、フランスでフランスパンがどのように実際に食べられているか知りたい人向け。

こんにちは。バゲです。フランスの大学院に通っていて、フランス生活2年目の学生です。

フランスに住んでいてたくさんのフランスの食事、食材を食べてきましたが、やっぱり特別だなと思うのが、フランスのフランスパン。

フランスに来て初日にパン屋さんに行って食べたのですが、フランス現地のパンの味は別格でした。それからというものの、少しずついろいろなパン屋さんでフランスパンを買っては試して食べてみています。

さて今回の記事で紹介したいのは、フランス現地でフランスパンがどのように親しまれ、食べれれているか。

フランス人にとってのフランスパンのあり方から、実際にどんな様子でフランスパンが食べられているかというところまで、フランス現地の目線から書いています。フランスパンの食べ方がわからないという人は最後までご覧ください。

※この記事ではフランスパン=バゲットとしています。

フランスにとってのフランスパン

レストランで食事をする際、必ずと言っていいほどパンが付け合わせで出てきます。また、家庭で料理する際もメインとともに必ずと言っていいほどパンは一緒に食べられています。

ただし、フランスの家庭でフランスパンを自分で焼くということはほとんどなく、おうちの近くのパン屋さんで家族分をまとめて買い、家で食べるスタイル。そのため、街中には数ブロックごとにパン屋さんを見つけることができます。

スーパーなどでも大量生産のフランスパンが並べられており、日用品の買い出しのついでにパンを買って帰ることもできます。

フランスパンにもいろいろ種類がある

フランスパンと表記してきましたが、実はフランスパンにもたくさん種類があります。

例えばバゲットだけでもこんな種類が。

  • La baguette classique
  • La baguette tradition
  • la flûte
  • la ficelle
  • la baguette en épis
  • la sarmentine
  • etc

焼き上がったパンの形や作り方の違いによって呼び方が大きく異なり、合わせて食べる料理も変化します。

他にもいわゆるバゲットとは異なるクロワッサンやパンオショコラなどもあるので、フランスのパンの種類は数え切れません。

筆者

フランス生活2年目ですが、正直いろいろ種類がある全てのフランスパンの味の違いはそこまでわかりません。。

フランス人のフランスパンの食べ方

実際にフランスではフランスパンがどのように食べられているか、具体例とともに見てみましょう。日本でも真似できる方法があるはずです。

そのまま出来立ての味を味わう

朝食前の時間の朝と、学校や会社が終わる夕方の時間帯には、フランスのパン屋さん(ブーランジェリー)の前には列ができます。

焼きたてのバゲットの味は別格。外はこんがりと焼き上がりパリパリとした食感を楽しむことができ、内側からは程よく水分を感じ小麦の香りが中に凝縮されいます。基本のバゲットは、小麦粉、水、酵母しか使っていないのにも関わらずこんなにも美味しいのかと驚きます。

そんな出来立てのバゲットを家まで持って帰る際に、待ち切れなくて少し食べているフランス人を見かけるのもフランスあるある。

まずは出来立てのフランスパンの香りと味を口いっぱいに感じてみてください。

日本でもパン屋さんにいくとフランスパンの出来上がりの時間を教えてくれるので、出来上がりの時間に合わせてパン屋さんにいくと美味しいそのままフランスパン(バゲット)を味わうことができます。

メイン料理と一緒に食べる

一番基本的なフランスパンの食べ方は、メインの料理に合わせて食べる食べ方。

フランスパンは日本のお米のようにいわゆる主食として食べられています。肉に合わせたり、魚に合わせたりと合わせ方はさまざま。特にクリームを使った料理やトマトソースを使った料理とは相性が抜群。

日本で食べる場合だと、和食と合わせてみるのもアリ。フランスパンは日本のお米と違って香りが強く主張のある味なので、「生姜焼き」や「照り焼き」のような醤油とお砂糖で濃いめに味つけられたものとよく合います。

食べ終わったお皿に残るソースをバゲットで拭って食べるのがフランス流。旨味が詰まったソースが染み込んだパンは絶品です。

本当のフランス料理ではマナー違反とされるのですが、基本的には大丈夫。ぜひ試してみて。

食後のチーズと共に食べる

フランスは食後にチーズを食べる習慣があります。日本で言うなれば、デザートのような感じでチーズが食べられています。

チーズと合わせて食べられるのも、これまたフランスパン。特に柔らかいタイプのチーズをフランスパンに塗りつけて食べます。フランスパンの食感とチーズもまろやかさが合わさってなんともいえない味わいです。

日本でチーズとフランスパンを合わせる食べ方をしてみたい場合は、日本の普通のスライス地=ずやクリームチーズではなく、少しお高めのフランスのチーズと合わせて食べるのがおすすめ。日本のクセのないチーズだと、フランスパンの味に負けてしまいます。

サンドイッチにして外で食べる

日本のおにぎりのように、携帯食としても活躍するフランスパン。

フランスパンに切れ目を入れて、中に好きな具材を詰めるだけでもう美味しいお弁当の出来上がり。出来上がったサンドイッチをラップでくるんだり、タッパーに入れて外に持っていきます。

天気の良い日に公園を歩いていると、よくカップルや家族連れがサンドイッチを食べながら談笑しています。

フランスでよく食べられているサンドイッチはこんな感じ。

  • ハムとスライスチーズ
  • ツナとトマト
  • サーモンとレタス

具材自体は非常にシンプルですが、いい素材にこだわり作ると絶品です。

日本で作る場合は特に「ハム」にこだわって作ると、よりフランスパンとあうサンドイッチを作ることができます。

一度、フランスパンに納豆を挟んで食べてみましたが、それもそれでおいしかったですよ。日本の食材ともフランスパンは意外と合います。

まとめ:フランスパンの可能性は無限大。

フランス人のフランスパンの食べ方
  • まずは出来立てをそのまま
  • 肉料理、魚料理といった主菜に合わせて主食として
  • 食後のチーズとの相性は抜群
  • サンドイッチにして外でピクニック

ここまで日本語で日本にいる方に向けてフランスパンの食べ方を紹介してきましたが、一番美味しいのはフランスのフランスパンかなと思っています。

しかし、日本でも美味しいパン屋さんがどんどんできていて、フランス現地にも負けないくらい美味しいフランスパンを提供しているパン屋さんが増えています。ぜひおうちの近くの美味しいパン屋さんを探してみてください!

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