フランスのタバコ事情。高いしパッケージも怖いのに、喫煙者多いかも!?【フランスコラム】

みなさん、こんにちは。バゲちゃんです。

フランス第二の都市、リヨンで修士課程の大学院生をしています。

ついこないだ、大学の外国人留学生向けの説明会がありました。大学の正式な登録方法、電子機器サービスなどのような各種学生向けのオフィス、学食の使い方の説明などがあり、本格的にフランスでの大学生活が始まるんだと思うと、緊張すると同時にワクワクしてきました。

さて、今回皆さんにご紹介したいのは、フランスの「タバコ事情」

「ん?フランスでタバコ?」と疑問に思う方のいるかもしれません。

私自身もフランスに来る前は、フランスに対してタバコのイメージは全くありませんでした。

むしろ日本に住んでいると、お店の中に喫煙ブースが設けられていたり、公共施設に喫煙所が設けられているので、日本人の方が吸っているのかなというイメージを持っていました。

しかし、実際の喫煙者の割合は日本よりフランスの方が高いという調査があります。(調査は男性に対して行われました。

喫煙率が高いのに加えて、フランスではいわゆる日本で行われている「分煙」という考え方があまりなく、建物の外であればそこかしこでタバコを吸っている人を見かけます。

この記事では、フランスのタバコ事情に加えて、フランス人がどのようなタイミングでタバコを吸うのか、タバコに関してどんなイメージを持っているのかという点も、フランス人の友達と話して感じたことを踏まえて皆さんにご紹介していきます。

記事の中では、フランスでのタバコの価格、タバコに対しての注意点もご紹介しているので最後まで是非見ていってください。

超要約

フランス人、めっちゃタバコ吸う。どこでも吸う。

テラスで、公園で、駅で、川沿いで、みんなスパスパ。

フランス人の喫煙率は日本よりも確かに高いです。

しかし、各国の男性を対象に喫煙率を調べた調査では、フランス人男性の喫煙率は日本よりも少し高い程度です。

つまり、フランス人の喫煙率は、日本人と比べてめちゃくちゃ高いというわけではありません。

15歳以上の男性の喫煙率(2020年)
  • フランス🇫🇷:31.3%
  • 日本🇯🇵:28.3%

※詳しい調査結果については、こちらのURLを参照ください。

実際の喫煙率がそんなに変わらないのに、なんでフランス人は日本人と比べてタバコをよく吸うって感じたの?

筆者

フランスは日本と比べて分煙が進んでないから、街中を歩いていると日本より高い割合でタバコを吸っている人を見かけるんだ。

フランスでは、基本的に建物の外であればタバコを吸っても大丈夫なようで、さまざまな場所でタバコを吸っている人を見かけます。

公園、道端はもちろん、カフェのテラス、図書館や病院の出口付近、TGV(新幹線)のプラットフォームなどでも、フランス人が優雅にタバコを吸っている姿を見ることができます。

また、タバコの吸い殻をそのままポイ捨てすることも普通なようで、公園、道端にはタバコの吸い殻が散乱しています。

最初の方は、道が吸い殻だらけなのでフランスって意外と汚いなと思ってしまいましたが、もうすっかり慣れてしまいました。

※室内では、喫煙が禁止されている箇所がほとんどです。

国によって喫煙に関する考え方が異なるので日本人の僕がどうこう言っていいものではないですが、歩きタバコをしている人、子供のすぐ近くで喫煙をする人も多いので、ちょっとやめたほうがいいんじゃないかなと思ってしまいます。

タバコに対しての考え方が、そもそも違う?

そんな日本とは結構異なっているフランス人のタバコ事情ですが、実際にフランス人の喫煙者の友達にフランスのタバコ事情を聞いてみました。

フランス人はどんな時にタバコ吸うの?

フランス人友人

個人差もあるけど、僕は友達といる時にしか吸わないかなあ。あくまで嗜好品として楽しんでるよ。

もちろん個人差もありますが、フランス人は友達と一緒にいる時にタバコを吸っていることが多いのかなと私自身もフランスに住んでみて感じ始めました。

どちらかというと、誰かと過ごしているときに、リラックスのためにタバコを吸っている人が多く、一人でタバコを吸っている人は少ないのかなと思います。

フランス人は、友達や家族と一緒に時間を過ごすを大事にしているようで、そもそも一人で行動しているのを見る機会も少ないです。

誰かと外で会話をしながらまったりとタバコを吸って、その場の雰囲気を楽しむために吸う人も多いのかなと思います。

働いていたり学校があったりと昼間はお酒を飲むことができないので、お酒と同じような感覚で短時間のリラックスのためにタバコを吸うというような楽しみ方をしている人が多いようです。

日本では、喫煙所で一人でタバコを吸っている人が多いので正反対だなあと思ってしまいます。

フランスのタバコは高いし、パッケージが怖い!

フランスの政府としてはフランス国民の喫煙を辞めさせたいらしく、タバコの値段を引き上げたり、禁煙を勧めるためのサービスを進めています。

例えば、フランスのタバコ一箱の値段は10ユーロ以上するようで、日本円にして1350円ほどする計算になります。

日本でのタバコは600円ほどなので、約2倍の値段がするということになります。フランスと同じ金額で日本ではタバコ2箱も買えてしまうので、どれだけフランスのタバコの値段が高いかということがわかります。

また、タバコのパッケージも日本のようにデザインが凝ったものではなく、フランスのタバコにはタバコを吸い続けて生じた病気の写真や、「喫煙は動脈の血栓につながります!!」と言うような脅し文句と言えるようなキャッチコピーを書いています。

バゲ

タバコが原因の病気の写真をそのまま乗っけているので、結構衝撃的なパッケージです。。初めてみた時は結構、驚きます。

またタバコのパッケージに、日本でいう禁煙外来サービスの電話番号などのアクセスが書いてあります。

僕の言っている大学の保健教育サービスの部署にも、「禁煙相談室」のような部署があるので、さまざまな公的機関が禁煙を推し進めたいと考えているんだなと感じました。

タバコを吸う人は、フランスに旅行に行く際に免税店でタバコを買っておこう。

この記事で紹介したとおり、フランスのタバコは結構高いですし、パッケージも怖いものが多いです。

日本人旅行者の方で、喫煙の習慣がある方は空港の免税店でタバコを買ってから旅行に出発することをお勧めします。

また、日本からフランスに留学に行かれる方は、例え喫煙者でなくても免税店でタバコを買っておいて、現地でできたフランスの友達に渡すと結構喜ばれます。フランスに行く際は、ぜひタバコを買っていってみてください。


嗜好品であるタバコを取り上げても国によって考え方は全く異なるんだなと感じました。

これからも、フランス留学で感じたことをこのブログではコラム、解説記事として書いていくので、ぜひチェックをお願いします。最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事を書いた人
バゲちゃん

キーワード:美術、フランス、リヨン、留学生、カフェ、旅行、バックパック

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