こんにちは。バゲちゃんです。フランスで大学院生をしています。
フランス語で授業を履修すると同時に、フランス語の勉強も継続して行なっています。
詳しくは自己紹介記事をご覧ください。
フランス語学習は目標を持ち、計画的に進めることが重要です。
英語とは異なり、フランス語は学習者の母数が少なく、自分自身で計画をたて、自分自身でモチベーションを高め続ける必要があります。
しかし、自分で学習計画を立てることが難しいと感じる人も多いでしょう。
私も自分自身でフランス語の学習計画を立てることを苦手にしている学習者の一人でした。
しかし、一念発起して学習計画を綿密に立てることで、今までなんとかフランス語学習を継続して行うことができています。継続は力なりです!
本記事では、効果的なフランス語学習プランニングのためのスケジュール作成術を紹介します。
目標を明確にし効率的な学習スケジュールを組むことで、目標達成に近づくための方法を具体的にお伝えします。
ぜひ最後まで読んでください!
目標達成のためのスケジュール作成術
学習目標の設定と目標の具体化
まず、自分の学習目標を明確にしましょう。
フランス語の会話力向上、文法の理解、試験の合格など、具体的な目標を持つことで、学習の方向性が定まります。
フランス語を漠然と勉強したいという気持ちだけではなく、具体的に「フランス語のニュースを読めるようになりたい」「フランス人と友達になって議論したい」「フランスの映画を字幕なしで見られるようになりたい」というような目標を作ることが重要です。
逆に目標がない状態で漠然と勉強を進めていても、どうしてもフランス語学習に身が入らず、なあなあな勉強になってしまいます。
私の場合、フランス大学院留学に挑戦しようと決めた時は「大学院レベルのフランス語をマスターする」という目標でした。
今は、「フランスでオフィスワークができるくらいのレベルの読み書きレベルに到達する!」というのが目標です。
ステップ1: 現状の評価
自分のフランス語のレベルを把握するため、スキルチェックを行いましょう。
具体的に自分がどのくらい文法を理解しているか、どのくらいの語彙を知っているか、どのくらい文章をかけるかという観点で自分自身の現状を評価します。
また自己評価だけでなく、オンラインテストや言語学習アプリを活用することで客観的な評価が得られます。
自分の現在のフランス語レベルを測るには、TCFというフランス語資格の試験がおすすめです。
この試験は合格不合格というものがなく、TOEIC試験のように自分の正誤によって自動的に自分のレベルが算出されます。
東京、大阪のような都市では、自分の受けたい時に受けることができるコンピューターベースの試験、TCF SOが行われているので、都合に合わせて自分のレベルを測ることができます。
ステップ2: 目標の設定 (具体的に!!!)
現状の評価を元に、具体的な目標を設定します。目標は達成可能なものであることが大切です。
「3ヶ月後に日常会話ができるようになる」といった目標もいいですが、もっと目標を具体的に絞っていきます。
三ヶ月後に日常会話をしたいならば、学習のごく初期で日常会話に出てくる文法事項をマスターしなくてはいけません。
日常会話もどのような日常会話をするかによって自分が必要な語彙の範囲、難易度か変わってきます。
最初に立てた目標にどのように到達すればいいのか、より具体的な道筋を組み立てていきます。
私の場合、「大学院レベルのフランス語を話せるようになる」ということが目的でした。
その目的をさらに具体的に明確にするため、
- 「大学院のレベルの本(専門書)を辞書を使いながら読めるようにする」
- 「アカデミックな講義(日常会話ではない)に、なんとなく理解を汲み取りついていけるようにする」
- 「フランス式のテストの形式(デシセルタシオン)をかけるようにする」
というように目標を分割しました。
より現実的で実行可能、有益な目標を立てることがコツです。
スケジュール作成と実行
目標を設定したら、次はスケジュール作成です。
学習に割ける時間やペースに合わせて、無理のないスケジュールを組みましょう。
例えば、「毎日6時間勉強する!」というような、非明確で非現実的な目標は実現しづらいです。
非明確な目標の代わりに、
- 「平日の夕方に毎日1時間でもいいからフランス語のニュースを読む」
- 「通勤、通学途中に、フランス語の文化関連のポッドキャストをきく」
- 「夕食の料理中にフランス語のYouTubeを見る」
というような具体的な目標を設定していきます。
ステップ3: 学習時間の確保
忙しい日々でも、学習時間を確保することが大切です。日常の合間に10分から15分の学習時間を設けることで、継続的な学習が可能です。
普段の生活を観察し、自分が手持ち無沙汰になっている時間を探し出します。
例えば、トイレの時間や食事中、通勤通学時間は、それぞれの時間は短いですが、1日の中で合計すると数時間になります。
もう少し時間が取れる人は、フランス語学習のために机に向かう時間を、具体的に設定しましょう。
「毎日2時間勉強する」だけではなくて、「毎日18時から20時まで勉強する」というようにより具体的に設定すると長続きします。
私は学校への通学時間、買い物などの移動時間などにポッドキャストを聞いています。
移動時間なので各時間は短いですが、1日合計すると1時間以上の時間を確保できます。
ステップ4: 学習内容のバランス
文法、リスニング、スピーキングなど、フランス語学習には多くの要素があります。
バランスよく学習内容を組み込むことで、全体的なスキルアップが期待できます。
言語学習は、どうしての「読むのが好き!」「人と話すのが好き!」というような好き嫌いや向き不向きがありますが、満遍なく勉強することで体型立てた知識を手に入れることができます。
特にフランス語資格の合格を目指している人は、「リスニング」「スピーキング」「ライティング」「リーディング」の全てを満遍なく勉強するようにしましょう。
勉強しているとどうしても好きじゃない勉強が出てくるはず。
好きじゃない勉強をどうやって乗り越えるかで、フランス語学習に大きな差が出るはず!
ステップ5: 進捗管理と調整
スケジュールを立てたら、進捗を定期的にチェックしましょう。
計画通り進んでいるか、修正が必要な箇所はないかを確認し、必要に応じてスケジュールを調整します。
最初から、実際に立てた目標が全て順調に向かうことはありません。ほとんどの場合、高すぎる目標、実態にあっていない目標を立てしまうでしょう。
トライアンドエラーを繰り返しながら、自分の生活とレベルにあった勉強をしていくようにしましょう。
また、フランス語の勉強に熱中しすぎて他の生活を蔑ろにしないようにバランスを考えながら学習を進めていきましょう。
まとめ
フランス語学習を成功させるためには、効果的な学習プランニングとスケジュール作成が欠かせません。
まずは学習目標を明確にし、自分の現在のフランス語のレベルを把握することから始めましょう。
目標を設定したら、スケジュールを立てる際には学習時間の確保と学習内容のバランスを考慮し、無理のないペースで進めるように心掛けましょう。
自分のフランス語学習スタイルに合ったオンライン会話サービスや学習アプリを活用することで、ネイティブ講師とのリアルタイム会話や豊富な学習コンテンツにアクセスできます。
また、学習の進捗を定期的にチェックし、必要に応じてスケジュールを調整することで、目標達成に近づくことができるでしょう。
フランス語学習は、挫折と再開の繰り返しだと思うくらいに、大変です。