【TCF SOを受けてきました!】TCF SO試験の特徴と、受けるときの注意点まとめ!

  • TCF SOを受けるか、考えている。
  • TCF SOが気になっているが、どんな試験かわからないので怖い
  • TCF SOって実際受けてみるとどんな感じ?
  • TCF SOを受けるメリットは?

こんにちは。バゲちゃんです。フランス語学習者です。

私は、現在、フランスの大学院に進学準備中です。

その大学院進学に必要な書類の中にフランス語のレベル証明書が必要だったので、TCF SOを大阪のアンスティチュフランセで受けてきました。

今回は、その経験をもとにTCF SOについて紹介していきます。

なお、公式が発表しているTCF SO試験の解説ついてはこちらをご覧ください

この記事でわかること
  • TCF SOの特徴
  • TCF試験とTCF SO試験がどのように異なるのか
  • TCF SOを受けるときの注意点
この記事を書いた人

フランス語と英語と日本語を話します。美術史を勉強しています。

詳しくはこちらの自己紹介の記事をどうぞ。

TCF SO試験の特徴

TCF SO試験についてですが、問題自体は大まかには通常のTCF試験とほぼ同じ試験と言えます。

TCF試験とTCF SO試験の共通点
  • 問題の構成(聴解、文法、読解)が76問の問題で問われる
  • 問題が選択式
  • 結果が得点で表記(合格不合格が存在しない)
  • 問題の難易度
  • etc

このように、TCF SO試験とTCF試験の問題や形式には大きな違いはありません。

よって、TCF SO試験の対策とTCF試験の対策に差はなく、今までにTCF試験を受けた方はスムーズに問題を解くことができるでしょう。

TCF試験とTCF SO試験に、試験問題自体の差はないんだね!

しかし、TCF SO試験は、試験の行われ方に大きな差があります。

TCF SO試験の特徴
  • 任意の日時に試験の予約を行える
  • パソコンで試験を受ける
  • 即時試験結果がわかる

TCF SOの特徴:試験日を自分で決めることができる

通常のTCFはあらかじめ試験の日程が決められているのに対して、TCF SOは試験の日程、試験の時間を試験を運営している団体と交渉しながら決定することができるので、試験日程の自由度が高いと言えます。

TCF SO試験の流れ
  • 試験センターへTCF SOを受けたいという旨を伝える
  • 試験センターと試験日程の調整を行う
  • 試験センターに試験料の払い込みを行う
  • 実際に試験を受ける
筆者

試験日程の決定はは試験センターや他の受験者の方の都合によるので、自分の希望通りの日程、時間に受けることができるとは限らないよ!

あらかじめ、第一希望、第二希望、第三希望の日程を考えておこう。

TCF SOの特徴:パソコンで試験を受ける

TCF SO試験は、パソコンで試験を受けます

試験で使用するパソコンは、試験センターが用意するので、もちろん自分のものは使用できません。

聴解問題は、パソコンに繋がっているヘッドフォンから出てくる音声で聞き取りを行います。周りの雑音が気にならないので、試験により集中することができます。

TCF試験は問題の解答を解答用紙にペンでマークしていきますが、TCF SO試験では解答を選択しの横にあるボックスをクリックして決定します。

試験にペンを持っていく必要がないんだ!

なお、紙で試験を受けるTCFと異なり、1問につき1つの画面で出題されます。

聴解問題は問題音声が終わり回答時間がすぎると、次の問題のページへ自動的に進んでしまうので、問題に合わせてテキパキと答える必要があります。

筆者

問題が複数、同じページに印刷されているTCFとは異なるので注意しましょう。

また、聴解問題は、一度問題を選択し次の問題に進んでしまったら、回答を修正するのが困難なので、一つ一つ慎重に答えましょう。

TCF SOの特徴:即時結果がわかる

TCF SO試験は、試験が終了すると即時結果がパソコンの画面に表示されます。

試験終了時間になると選んだ選択肢と回答が照合され、自動的に結果が表示されます。

「結果を表示しますか?」というような確認画面もないので、自分の結果が画面に現れると少したじろぐほどです。

他のフランス語試験であるDELFやDALFの結果がわかるのに一ヶ月以上かかることと比較すると、TCF SOの試験はフランス語試験の中でも結果がわかるのが最速の試験であると言えます。

この試験結果は試験センター本部に送られ、数日後、TCFと同様の結果の紙を受け取ることができます。

試験の結果が書かれた紙の証明書が発行されるのは少し時間がかかるのですが、仮証明としてこの結果を印刷してもらうことができました。

TCF SOを受けるときの注意点

TCF SOを受けるときの注意点
  • 一度、聴解問題が終わると、回答の変更が難しい
  • 読解問題の画像が少しみづらい

TCF SO試験は、「1問につき1画面」というように進んでいくため、複数の問題と回答が同時に見えているということがありません

通常の紙に印刷されているTCF試験では、ある問題が終わり、次の問題に映った後に「さっきの問題違うかも、、、」と修正することが容易です。

しかし、TCF SO試験の場合、一問につき一画面なので、前の問題に戻るのが少し大変です。

特に、聴解問題では、全ての問題を聞き終えてから、回答の修正を行うことになるので、回答の修正をしたい箇所を問題の最後まで、記憶しておく必要があります。

聴解問題は問題の聞き逃しに、より気を付ける必要があるんだね!

TCF試験、TCF SO試験に共通して、読解問題は、実際の新聞記事、ポスターなどに即した文章が問題として登場します。

このイメージ文章は、TCF試験の場合、一眼で上から下までみることができます。

しかし、TCF SO試験の場合、「問題が画面内で見切れていて、マウスでスクロールしないと問題全文が読めない」ということがあります。

試験を受ける人によっては、「解答を先に読んでから、その回答の場所を予測し、書かれているであろう箇所のみを読む」というスタイルの方もいると思います。

そのような先読みを得意にする方は、問題全文を一眼でみることができないことがあるTCF SO試験は、少し苦痛に感じるかもしれません。

問題全文を読むために、わざわざスクロールしなくちゃいけないのは大変!

TCF SO試験の特徴を掴んで試験に挑もう!

TCF SO試験は、TCF試験と似ているところもありますが、異なる部分も多くあります。

主な対策としては通常のTCF試験の対策と同じでいいと思いますが、試験直前はTCF SO試験の特徴に則した対策を行ってみてください!


なお、私はTCF SO試験以外にも、他のフランス語の試験を受けています。

もしよければそちらの記事もご覧ください。

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