この記事はそんな交換留学面接に対して不安を抱えている方のために、実際に交換留学選考を突破して、交換留学への切符を勝ち取った私がコツを教えます!
交換留学に行くにあたって、合格しなくてはいけない「学内面接」。面接に慣れていな方には不安ですよね。
交換留学のために学校の成績を上げてきた次に現れる2個目の関門、「学内面接」。突破するには、ある程度準備を行い、きちんと受け答えができるようにならなくてはいけません。
そんな交換留学に対して不安を抱えている方のために、実際に交換留学制度を利用し学内選考を突破した筆者が、経験に則って、面接の概要とどんなことが聞かれたかをお教えしたいと思います!
この交換留学面接などの経験を生かして、私は現在フランスの大学院に正規留学をしにきています。大学院留学に興味がある方はこちらの記事もご覧ください!
交換留学の面接で、はかられるもの
交換留学の選考を突破するにあたって、認識しておきたいことは、交換留学性を選ぶにあたって、大学側に派遣するに相応しい人間であると証明する必要があります。
交換留学という制度は、大学同士が独自に協定を結び、実績と信頼の上で成り立ったいるものであるからです。
大学側は派遣する生徒を選ぶにあたり、派遣された生徒がきちんと派遣される学校で生活を送り、一定の学習効果が出るであろうと思われる生徒であることを求めています。
例えば、語学能力が著しく高くても、GPAが著しく低い場合、大学側は、「なんでこの子、言語能力は高いのに成績が低いんだろう。派遣先で遊んできてしまうだけになるかも。。」と考える可能性もあります。
また、やる気が面接から感じられても、留学の目的や計画が曖昧である場合、「この子は留学に行くことが目的であるから、滞在先ですぐに燃え尽きてしまうだろうな」と考えてしまうかも。
「大学としてきちんと派遣できる生徒であるかどうか」が、重要なポイントです。
※面接の前段階である志望動機書の書き方に関しては、こちらをどうぞ!
言語能力
面接を行うにあたって、派遣先でコミュニケーションを取れるかどうか確かめるために、その言語で面接が行われます。
例えば、英語圏に派遣されるなら英語で、フランス語圏に派遣されるならフランス語で面接が行われます。
具体的な、質問の内容としては志望書に書いたことの内容の確認や、今まで自分がどんな授業をとってきたかなどの簡単な内容でした。
私は、フランスのパリの大学を交換留学先として志望したので、フランス語で面接が行われました。
質問内容としても、今までの学習の確認などで、自分の考えを問うようなものではなく、提出した言語資格のレベルの語学がきちんとできるかどうかを確認するような面接でした。
外国語での面接では語学レベルがきちんとあるかどうか測るような質問をされる!
留学生として派遣する価値があるかどうか
大学側が交換留学の面接で確かめるものとして、学生が派遣をされてことにより、将来、その経験をいかに役立ててくれるか、ということです。
大学の面接や志望書には、留学後の将来を問うような質問があり、大学側として留学生が交換留学でどんなことを学んできてくれるかということを聞いてきます。
さらに派遣される留学生が将来大学の名前をあげるのに役立っってくれるかということも図ろうとしているように感じました。
私の場合、志望書と面接で聞かれたのかこんな質問。
- 将来のキャリア
- 将来、この留学が生かされるか
- 将来、どんなことをしたいか
「将来の可能性」を問うような質問が5個以上ありました。
具体的に学内選考で聞かれた質問
私が聞かれた質問と、どう答えたのかをみていきましょう!
なぜ留学に行きたいのか
まず、絶対的に聞かれる質問として、「そもそもなぜ留学に行きたいのか」という質問です。
交換留学を志望するにあたり、「なぜ交換留学でなくてはいけないのか」というそもそもの疑問を答えなくてはいけません。
- 語学を伸ばしたいから
- 海外で生活したいから
- 興味があるから
というふうに答えても、
- 「それ、日本でもできない?」
- 「生活するなら、留学じゃなくても良くない?」
- 「興味があるだけなら、ちゃんと考えた方がいいんじゃない?」
という返答がきてしまうかもしれません。
「なぜ交換留学でなくてはいけないのか」という疑問にはっきり答えられるようにしましょう。
ただ興味があるから、語学を勉強したいからという理由ではなく、将来を見据えているという覚悟を見せることが重要です。
私の場合、「なんで交換留学を志望したのですか」という質問に、「フランスのパリで文化経営を学びたいからです。」と答えました。
「日本でできないことを勉強しに行く」と答えると面接官の印象がよくなる気がします。
留学先として、なぜその国、その大学を選んだのか
更なる質問として、「なぜその地域、その大学を選んだのか」という質問です。
交換留学を志望するにあたり、ある程度数のある派遣先から1〜3の大学を志望順に選ばなくてはいけませんが、なぜその大学を選んだのか、具体的な理由が必要です。
その大学でしかできないこと、その地域になぜ行きたいか、そこに行くことがなぜ自分にとってプラスになるのか、きちんと自分の中で、整理してから面接に向かいましょう。
最低限、志望する大学のウェブサイトを見ておいて、どんな学部があるのか、どんな立地にあるのかということは確認しておきましょう。
私の場合、「なぜパリの○○大学に行きたいの?」という質問には、「パリでは、文化経営が先進国の中でも、最も盛んだからであり、その中でも○○大学では文化に関する学部があるからです。フランスは、先進国の中でも文化政策に費やす国家予算の割合が最も高い国であり、その中でも予算の使い道となる施設はパリに集中しています。○○大学で文化経営を学ぶことで、文化経営を最も効率的に、効果的に学べると思いました。」と答えました。
「GPAが足りなかったから」「倍率が低かったから」というような、選択肢がなかったからというような理由づけをすると、面接官にネガティブな印象をつけてしますので、NG!
志望書で書いたことの深掘り
交換留学の面接で聞かれる質問として、志望書に書いたことの深堀りをする質問もあります。
面接官の興味を引くようなものがあったり、もっと話しを聞きたいというようなものがあったりすると、面接官の方はそのことについて質問をしてきます。
例えば、志望した理由に「学校でとった授業でその地域に興味をもった」というように書いていた場合、その授業がどのようなものであったのか、どんな授業の形式であったのか聞かれます。
他にも、「自分の親戚や知り合いがその国と関わりがあり、深く学んでみたいと思った」という場合には、その親戚や知り合いとの関係性や、将来どのように関わっていくのか質問されるでしょう。
志望動機書で誇張して書いたり、嘘を書いたりしてしまうと、この質問でガードしきれなくなり、ボロが出てしまうので注意!
私の場合、志望書に「以前行ったカナダへの短期留学」について書いていたため、「短期留学中はどんなことが辛かった?」「どんなふうに過ごしたの?」という質問をされました。
「よく眠れなかったからずっとヨガをしていました」「楽しいことばかりで辛いことはあまりありませんでした」と答えると、笑いが起こり空気が和みました。
面接官が自分に興味を持ってくれている前提の質問なので、自分をアピールするチャンスです。
まとめ
どうしても緊張してしまう交換留学の面接試験で何を聞かれるか、まとめてみました。
- 派遣に値する模範の生徒のように振る舞う
- 志望書に書いたことをきちんと確認しておく
と、面接試験をよりリラックスして受けられると思います!
面接官がこの質問を通して何を知りたいのか、どんなことを聞きたいのかということを意識しながら面接に挑みましょう!
面接は緊張しますよね。でもこの面接を突破できると、楽しい留学生活が待っています。
私は現在、フランスの大学院に正規留学しにきていますが楽しいことがたくさんあって、留学に来て本当によかったと思っています。みなさんも頑張って留学への道を掴み取ってください!
交換留学の学内面接ってどんなこと聞かれるんだろう。。。
交換留学の学内面接があるんだけど、きちんと受け答えできるか不安。。。