どうして交換留学をしたいのか、自分の中で明確にして選んでいこう。
こんにちは。バゲちゃんです。大学生です。
大学2年生の時に交換留学に志望し、大学3年生の秋に交換留学性としてフランスのパリ・ディドロ大学という大学に派遣がされることが決定しました。
大学で実施されている交換留学に志望するときって、どの大学に志望をすればいいか分からないですよね。
私自身も、留学に志望する時には、どの大学を志望すればいいか全く分かりませんでした。
実際、私の大学では英語圏以外の大学を含めると数十の大学と派遣の協定を結んでいたため、交換留学性として派遣されることを希望する学生は、まずその数十の大学から志望先を選ばなくてはならず、まず第一関門として志望先の選択がありました。
今回は、そんな志望先を決めるのが難しい、交換留学の派遣先として志望する大学をどう決めるのかを、実際に大学の選考を進み交換留学生として派遣されることが決定した私が解説していきます。
また、なぜ私がフランスの大学を志望し、派遣が決定されることになったのか、ご紹介していきます。
ぜひ、記事の最後の方までご覧になってください!
- 交換留学の派遣先として志望する大学の選び方がわかる
- 交換留学で志望する大学の幅が広がる
交換留学先の大学の選び方
行ったこともない国の行ったことのない大学を選ぶのなんて難しいよ!!
- 消去法で自分の語学レベル、GPA、用意できる予算レベルに合わせて大学を絞り込んでいこう。
- 自分の思い描く留学プランに合わせて、先輩の残したデータをもとに自分の志望する大学を決めていこう。
語学レベル、GPA、予算などで消去法で絞り込む
まず、交換留学先として志望する大学を、自分の語学レベル、GPA、予算などに合わせて証拠法でフィルターにかけていきましょう。
まずは膨大な数から、絞り込んでいくのが大事だよ。一気に数を減らせるから、選別に体力を使わなくて済むよ。
交換留学と言っても、あくまで留学生として受け入れを行うかどうかの可否は派遣先の大学が行うことになっているため、留学先の大学ごとに語学レベルや学生の成績に応じて、生徒を個別に選別する基準を定めています。
留学先の大学が設ける基準として、どの大学も基準として定めているのは、一定の語学レベルと学生のGPAです。
高めのGPAや語学レベルを要求する大学もあれば、比較的GPAや語学レベルが低めでも留学生を受け入れている場所もあります。
例えば、アメリカの大都市にある大学などは高めのGPAや英語レベルを求める傾向にあります。逆に、東南アジアの大学は比較的低めのGPAや語学レベルでも受け入れている場合があります。
僕は、GPAと語学レベルがあまり高い訳ではないから、初めからある程度志望する大学を絞り込めるんだね!
先行が始まる前にGPAを上げきれなかったり、語学レベルを高めきれなかった学生は、自動的に選択肢は狭まるよ!
でも、低めのGPAや語学レベルでも応募できる大学は、どうしても志望する学生が集まりやすく、選考が厳しくなるから注意が必要だよ!
例えば、僕の大学の場合、GPA2.5でTOEFL61という比較的低めの基準で募集をかけているトルコの大学もあれば、GPA3.3でTOEFL90以上という高めの基準を設けているヨーロッパの大学もありました。
加えて、交換留学先をフィルタリングする上で、留学にかかる予算も考えなくてはいけません。
交換留学として海外の大学に派遣されるのであれば、多くの場合、自分のもともと在籍していた大学の学費を納めていれば派遣先の大学の学費は払わなくて良いのですが、滞在中の生活費、渡航費は自分で工面する必要があります。
例えば、アメリカの大学に一年間、派遣された場合、ひと月に30万円かかるとすると、渡航費や保険と合わせて400万円近く留学の予算として用意しなくてはいけません。
逆に、タイの大学に行くならば、ひと月の生活費を10万円ほどに抑えることもできるので、150万円ほど用意すれば良いということになります。
自分の家の場合、あんまり裕福って訳ではないから、予算は多く持っていけないな。
予算に限りがある場合、東南アジアやトルコ、南アメリカなどの比較的生活費の安い大学を志望する方が懸命な選択肢であるってことになるね。
予算に限りのある生徒に向けて、大学独自の奨学金や社団の行っている奨学金制度を利用する手段もあるよ。外部組織の奨学金について、詳しくはこちら!
消去法で絞り込んでいくと、半分以上の大学の候補がふるい落とされていきます。
ペンとでマークしながら、絞り込むと楽です。
過去のデータを活用して、自分のプランに合うものを選ぶ
消去法である程度の大学の大学を絞り込めたら、大学内に残されている交換留学生として過去に派遣された先輩たちのかいたレポートや、大学自体の公式ホームページに足を運んだり、他に交換留学生として派遣されたことのある学生さんのブログなどを参考に、自分の描く留学プランに沿うような大学を選んでいきましょう。
特に、大学の留学支援課などにある、過去の先輩たちのレポートは役に立ちます。
というのも、実際に同じ大学に通った先輩たちのレポート内に書かれている生活は、交換留学生として派遣されることを希望している生徒の未来の像そのものだからです。
派遣先の大学の公式ホームページはその国の言語で書かれれているのに加えて、交換留学生を対象にしているというよりも、その国の通常の入り方で入ってくる学生と、正規の留学生を対象にしているため、交換留学生の詳しい生活などは記載していません。
インターネットにある、留学生のブログなどは、派遣先の大学での生活の雰囲気を知れるのは良いですが、派遣から帰ってきて単位がどのように認定されてかということや、就職をどのように行ったかなどは、大学ごとの交換留学のシステムが異なっているため、鵜呑みにはできません。
大学に残されているレポートは、実際に派遣された同じ大学の学生の証言だもんね!
大体の大学ごとの雰囲気を掴めたら、実際に志望する大学を絞り込んでいきます。
その時に、意識したいのが以下のようなこと。
- そもそも、なぜ交換留学をしたいと思ったのか。
- なぜ自分は今の大学の専攻を選んだのか。
- その「都市」に留学に行きたいのか、その「国」に留学にいきたいのか。
- 「留学」が目的なのか、「勉強」が目的なのか。
留学の準備には時間がかかるため、準備を進めていくと、そもそもなぜ留学をしたかったのか見失いがちになります。
人によっては、英語を伸ばしつつ、自分の勉強していることの専門知識を高めたいと思っていても、最終的に派遣先の大学の有名さに目を引かれてしまって、自分の勉強したい分野を学べないことも。
また、「留学」をすることに拘っていたはずが、アメリカに絶対行きたい!と視野が狭くなってしまい、他の選択肢があることを忘れてしまうかもしれません。
そんな目標を忘れかけているときに、自分がなぜ留学をしたいと思ったのか、何を勉強したいのか、留学をすることで何を得られるのだろうか、ということに立ち返って、留学という時間とお金を費やすものを捉え直してみてください。
留学すること自体が目的な人は、ヨーロッパやアメリカのような人気の集中する、滞在費の高い国に無理して行く必要ははないんだもんね。
逆に特定の分野を勉強したい人は、その分野に強い大学を選ぶことで、留学をより良いものにする事ができるね!
志望先を選ぶ際に、何か一つ柱になるような志望動機があるといいね。
特に強い志望動機があると、候補の学生を絞る選考の面接や志望書が書きやすくなるよ。
私がパリ・ディドロ大学を志望した理由
ここで、私がなぜパリの大学に交換留学生として派遣されることとを志望したか、ご紹介しようと思います。
私自身は、フランス語を利用して交換留学を志望した訳ですが、こちらの話は英語を使ってアメリカやヨーロッパの国に派遣されることを希望している学生さんにも通じると思います。
私が交換留学をしたいと思い立ったのは、2年生の夏頃でした。当時、美術の歴史について勉強をしており、ヨーロッパやアメリカでの現代美術の評価についてもっと勉強したいと思っていた時期でした。
交換留学の選考は、大体2年生が終わる頃の秋から冬にかけて応募が始まるので、だいぶ出遅れていたことになります。
私自身も、決意するのが遅すぎたと思いながら英語の勉強を行い、最終的には「IELTs」で「overall 5.5」までしか行かず、GPAも2.8ほどに留まってしまいました。
もちろん、その程度のスコアでも希望することのできる大学もあったのですが、その大学は東南アジアにある大学や、中東の大学などで自分の希望する大学ではありませんでした。
※東南アジアの大学や中東の大学が劣っていると言いたい訳ではなく、自分の勉強したい分野には強くなかったということです。
さらに、そのような比較的選考の緩い大学は、志望する学生が多く、場合によっては倍率が十倍になるような年もあったため、絶対に留学したいと思っていた僕にはあまり適していませんでした。
留学したいと思った時期が遅かったせいで、言語レベルやGPAが間に合わなかったんだね。
その通り。。あの時ほど、もっと早めに動き出していればと思ったことはないね。。
でも、そんな時にある気づきをするよ。
そんな言語能力の低さと自分のGPAの低さに嘆いて、大学の成績表を見ていた時に、あることを思い出しました。
一年生の時に、大学の第二外国語としてとっていたフランス語の授業の一環で、資格として仏検(フランス語検定)を取らされていたことを思い出し、その合格賞与を引っ張り出しました。
その当時は、大学の入学直後でどの授業も真剣に取り組んでいた時期でした。そのため、仏検も比較的高めの級を合格していました。
そこで、「もしかしたら、フランス語なら交換留学にいけるのでは、、?」と気づき、今までほぼ見ていなかった、フランス語圏の留学先のリストを見てみたところ、自分のGPAとフランス語レベルでも志望することのできる大学がいくつかあることを発見しました。
フランス語圏に留学を希望する生徒は少なく、倍率も例年定員割れする状況であったため、これはいけるのではと思い、志望先をパリの大学に変更することにしました。
フランス語で志望することに変えたの!?
フランス語は大学から学び始める人が多いせいか、その時は英語よりも志望するのに必要な言語レベルが低めに設定されていたんだ。
それがラッキーだったんだね。
そんなわけで、志望人数の少なく、言語レベルの足切りも低いパリの大学を重点的に志望したところ、見事派遣されることが決定することになりました。
もちろん、全ての人がこの方法を使える訳ではありませんが、意外と思いがけないところにチャンスはあったりするんだんあと思いました。
- 今まで勉強してきたことを振り返ってみると、他の選択肢も見えてくるかもしれない。(特に第二外国語は武器になるかも)
- GPAや言語が足りなかったら、他の大学や地域も選択肢に入れてみる。
まとめ
こちらの記事では、交換留学先の選びからについて解説してきました。
約一年間もの間、学生の短い期間と、数百万単位のお金を使うことになる交換留学ですから、必ず良いものにしたいですよね。
それでは、自分に適した交換留学先を志望して、選考を突破し、楽しい交換留学生活を送ってみてくださいね!
- GPA、言語レベル、予算などで、合わない大学をふるい落としていく。
- 過去の先輩たちのレポートをもとに、自分の思い描く留学プランに立ち帰り候補を絞る。
- 時には今の状況を俯瞰的に見ることで、他の選択肢があることも気づけるようにしておこう。
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