「フランスのトイレ事情が知りたい」という人向けの記事です。
こんにちは。ばげです。フランスで修士大学院生をしています。フランスで頑張っている日本人学生です。
この記事では、フランスのトイレ事情を皆さんに詳しく紹介しています。フランスに旅行に来る方だけでなく、なんとなくフランスのトイレ事情を知りたい方、フランスのトイレが汚いと耳にしたことがある方にも、読んでいてためになるような記事になっています。
記事の最後には、フランスに旅行、留学に行く方に向けて、持っていくと良いものをご紹介しています。数分で読み終わるので、ぜひ最後まで読んでください。
フランスのトイレ事情
トイレの数が圧倒的に少ない
フランスは、使えるトイレの数が圧倒的に少ないです。
日本の感覚が100だとしたら、フランスには10くらいのトイレしかありません。
日本であればスーパー、コンビニ、デパートなどのトイレを簡単に使うことができますが、フランスではスーパーなどで無料のトイレが開放されていることはないです。
カフェやレストランなどの中で飲食するような場所ではトイレはありますが、トイレを使う場合中で、食べ物、飲み物を注文する必要があります。
公共のトイレは有料の場所が多い
大きな駅や、ショッピングモールなどでは、公共のトイレを設置している場合もありますが、ほとんどの場合、有料。
一回トイレに入るにつき1ユーロから2ユーロほど、入り口で支払わなければなりません。
トイレに入るためにゲートがあり、人が見張っているので、お金をちょろまかして入ることもできません。
有料であっても中のトイレが驚くほど綺麗というわけではなく、そこそこに汚いトイレです。
特にフランスの新幹線SGVが発着する駅のトイレは、トイレを使う人が多いので、その分トイレが汚れている確率も高いです。
トイレは基本的に汚い
公共のトイレにしよ、お店のトイレにしよ、基本的にフランスのトイレの清潔度は低め。
フランス人は日本人ほどトイレを清潔に使おうという意識があまりなく、トイレ清掃が頻繁に入っている様子もないので、自ずとトイレも汚くなっていってしまいます。
また、フランスの建物は古い建物が多く、トイレも元からある建物のスペースに無理やり入れ込んで作られることが多いので、トイレの作り自体が汚い場所も多いです。
日本にいるときの「このトイレちょっと汚いな・・レベルのトイレ」が、フランスでは「まあまあ綺麗なトイレ」です。
ウォシュレット、温座機能はない
当然ですが、日本のトイレのようなウォシュレット機能、温座機能のような使う人を労わる機能は、フランスにはついていません。
日本でウォシュレットに慣れている人は、フランスに来ると辛い思いをすることになります。
ウォシュレット、温座機能はおろか、そもそも便座自体が設置されていないトイレも多いです。いたずら防止や、清掃の簡略化のためかもしれません。
男女で分かれていないトイレが多い
フランスでは、トイレが男女でそもそも分かれていないトイレが多いです。その場合、男女関係なく同じトイレを共有して使うことになります。
カフェやレストランなど、トイレの数が限られている場所では特にその傾向が高いです。日本のようにトイレが綺麗に男女別で分かれている環境に慣れているとびっくりしてしまいます。
私の通っている大学のトイレも、基本的に男女で分かれておらず、性別に関係なく同じトイレを使うことになります。
フランスでトイレが使える場所
おすすめ度:★★★
- 美術館
- カフェ
- 空港
おすすめ度:★★
- 新幹線
- 公共施設(図書館、空港)
おすすめ度:★
- 道端の公衆トイレ
美術館のトイレ
美術館や博物館のような「料金を払って中に入るタイプの公共施設」のトイレは清潔で設備も整っています。
極端に古い建物をを使っている博物館や美術館(ヴェルサイユ)などでは、トイレの数が限られているため、トイレの外に長蛇の列ができることもあります。
清潔度 | 手軽度 | 値段 |
★★★ | ★ | 無料(入場料) |
カフェのトイレ
フランスでは、日本のコンビニ以上にカフェがたくさんあります。
街中のカフェではコーヒーを頼めば店内のトイレを使うことができます。旅行や観光中では、一番お世話になるでしょう。
お店によってはトイレがない、トイレを貸し出していないとう場所もあるので、コーヒーを注文する前にトイレがあるかどうかを確認しましょう。
清潔度 | 手軽度 | 値段 |
★★ | ★★★ | カフェ一杯〜 |
空港のトイレ
空港には、無料で使える清潔なトイレがあります。国の玄関ということもあり、掃除も行き届いていて清潔です。
空港によっては入国審査を通った外側のトイレは有料ということもあるので、飛行機を降りたらまずトイレに行くようにすると楽です。
清潔度 | 手軽度 | 値段 |
★★★ | ★ | 無料 |
新幹線(TGV)のトイレ
フランス滞在中に使用することにあるであろうフランスの新幹線(TGV)の中にも、日本の新幹線同様にトイレが備わっています。
しかし、そのトイレも日本の新幹線のトイレほど綺麗ではなく、使うのに少し躊躇ってしまうくらいの清潔度です。
また、全車両につき数カ所しかトイレがないので、いざ使いたい時に長時間並ばなければいけなくなることもあります。
個人的には、新幹線のトイレをつかうよりも、新幹線の駅にある有料のトイレを使う方が、清潔で好きです。
清潔度 | 手軽度 | 値段 |
★ | ★ | 無料 |
公共施設(図書館、大学など)のトイレ
街中にある図書館や大学のトイレも無料で使うことができます。
フランスをはじめとしたヨーロッパの都市では、都市の中心部に分散して大学のキャンパスがあるので、フランス滞在中にも便利。
基本的にフランスの大学は中に入るときに学生証などの提示を求められることもないので、特に問題なくトイレだけを使うことができます。
清潔度 | 手軽度 | 値段 |
★ | ★ | 無料 |
道端の公衆トイレ
フランスにもいわゆる公衆トイレが設置されています。
よく設置されている場所は、川沿い、公園、広場などです。Googleマップにも登録されていることが多いので、検索すると出てきます。
しかし、公衆トイレというだけあって、中はぐちゃぐちゃだったり、匂いがきついものもかなりあり、おすすめしません。
手軽には使えるので、どうしても急にトイレに行きたくなった時にだけ使うようにしましょう。
清潔度 | 手軽度 | 値段 |
× | ★★ | 無料〜1ユーロ |
日本から持っていくと便利なもの
日本のトイレに慣れ切ってしまっている方は、日本からトイレグッズを持っていくのがおすすめ。必要なものはこんな感じかと思います。
- 携帯用ウォシュレット
- 除菌用ウェットティッシュ
- 携帯便座シート
- 携帯トイレットペーパー︎
日本のウォシュレットに慣れていてウォシュレットなしでは、トイレに行けないという人には、携帯用ウォシュレットがおすすめ。
水を入れておくだけでノズルから水をだし、洗浄することができます。カバンの中に入れておいてもそこまで場所を取らないので、ウォシュレットラバーの人はぜひ持っていくようにしましょう。
トイレが近い人は、フランスで生活しづらいね。