海外でお財布を盗まれたら大変!海外旅行・海外留学で使えるお財布の盗難防止に使えるテクニックを教えます。

海外旅行・海外留学など、海外に渡航される予定のある方で、現金カードを入れるお財布の盗難対策を知りたい人向けの記事です。

コロナの騒動が収まり、海外旅行、海外留学をはじめとした海外への渡航を考えている人は右肩上がりで増えています。海外渡航ブームに合わせて増えているのが、海外で盗難被害にあう日本人の方々。

日本人は特に海外慣れしておらず、貴重品の盗難対策をきちんとしていない人が沢山います。海外に渡航する際は対策が必須です。

筆者は現在、フランスで生活をしていますが、「フランスに来ている、海外慣れしていない日本人観光客の不用心さ」にはいつも驚きます。

心の中で、「そんなんじゃスリの格好の的だよ!」と思うこともしばしば。

今回の記事では、実際に海外で学生として生活をしている筆者が、海外でどのように対策をすればお財布の盗難の心配が少なくなるのか、解説していきます。数分で読み終わるので最後まで読んでみてください。

お財布、現金を盗まれたら、絶対に戻ってこない

海外でお財布の盗難にあったら、まず盗まれたお財布が戻ってくることはありません。

盗まれたお財布の中の現金は抜かれしまい、カードは使用されてしまいます。パスポートなども販売され、各種カードに記載されている個人情報も売買されることもあります。

お財布の中には、価値ものあるものが山ほど入っているので、窃盗集団も盗んだ後の扱い方を熟知しています。

お財布は絶対に盗まれないようにしましょう。

もし盗難にあったときに警察に相談しても、防犯カメラを確認したり近くの人に聞き込みをして周りに注意喚起をするくらい。

実際に盗まれたスマホを取り返しに言ってくれるほど動いてはくれません。

結局のところ、お財布をはじめとした貴重品を盗難から守るには自分で行動するしかありません。

フランス留学中、私の友達がスマホの盗難に遭いましたが、盗まれた数日後にはすでに海外で売りに出されており、結局取り戻すことはできませんでした。。

海外の盗難、スリについてもっと知りたい方は、外務省のホームページをご覧ください。

※注意点 意味のない対策

  • 首にかけるタイプのお財布
  • スキミング防止のカードケース

首にかけるタイプのストラップのお財布は、盗難対策にはダメ。

しかしネックストラップでお財布を持っていると、「ここにスマホがありますよ!」と周りに言いながら歩いているようなものです。すぐに窃盗集団に目をつけられてしまいます。

「ネットストラップの紐をカッターなどで切って盗む」というような手口もあります。

ネックストラップをつけて首に垂らして持ち歩くよりも、お財布をカバンにしまったり、ズボンの前ポケットに入れておくほうが安全です。

ストラップお財布は、忘れ物防止には便利だと思います。

日本ではスキミング対策がされた防犯用のカードケースなどが売られていますが、海外ではあまり意味はありません。

スキミングのような巧妙な手口で情報が抜き取られるよりも、そもそも物理的に盗み取られる可能性の方が遥かに高いからです。

お財布を盗まれないために

実際に海外でのお財布の対策にできることは以下の通り。

どれも実際に海外に生活している私が活用していることなので、盗難対策に使えると思います。

「盗まれないように」できること

  • 人前でお財布を使わないようにする
  • 高級なお財布は持って行かない
  • なるべくカード決済をして、お財布を出さない。

カフェや観光地でお財布をなるべく使わないようにするだけで、盗難の被害からは遭いづらくなります。

さらに、いわゆるハイブランドのお財布は、お金がたくさんあるとアピールしているようなもので、より窃盗集団に目をつけられてしまいます。

スマホをはじめとした貴重品の盗難の手口は、こんな感じ。

  • まずターゲットを観察する
  • ターゲットの注意がそれたときに盗む

スリたちはまず盗みの対象のターゲットをよく観察、貴重品がどこにあるかをよく理解してから行動に及びます。

カフェなどの人前でスマホを使わないようにするだけでも盗難のリスクはグッと減ります。

スマホをしまうときも、なるべくカバンのわかりやすいところに入れるのではなくて、下着の中につけるシークレットバッグなどを使うようにしましょう。

ヨーロッパをはじめとしたほとんどの国では、キャッシュレスが進み、カード決済のお店がほとんどです。

特にカードをかざすだけで決済できるタッチ決済の機能が使えるので、この機会にご自身のカードの機能を確認してみましょう。

「盗まれたときに備えて」できること

  • 現金を大量に持ち歩かない
  • 現金・カードは分散させておく
  • 海外旅行保険を確認しておく

盗まれたときに備えて、現金は大量に持ち歩かないようにしましょう。また、現金とカードは分散して持ち歩きましょう。

海外に行く時の鉄則はリスク分散。

まずは現金をたくさん持っていかないようにしましょう。どんな国に行く場合でも5万円以上の現金を持ち歩く必要はありません。場所によっては、そもそもある程度の金額以上の買い物では現金を受け取らないお店もあります。

また、現金・カードを持ち歩くときは、お財布を2つ以上に分けて、「普段使い用」「保管用」と分けておきましょう。

普段使い用にはなるべく最低限のお金を入れておいて街歩き用に使います。もう一つのお財布は、基本的に滞在先に置いておいて必要な時に使えるようにします。

海外に行く際には多くの方が、「クレジット付帯の海外旅行保険」「海外旅行保険」「海外留学保険」に加入していると思いますが、保険によってもカバーの範囲はそれぞれ異なります。

渡航の際にスマホを買っていた。持っていった証明がない場合には、補償を受け付けてくれない場合もあります。

お財布の盗難のみならず、海外で怪我をしたり病気になる可能性もあるので、必ず渡航の前には自分の保険の補償範囲を確認しておきましょう。

備えあれば憂いなし。お財布を盗まれないように気をつけましょう。

ここまで読んでみれば、海外でのお財布の盗難対策もそんなに難しいというわけではないかと思います。

スマホの盗難対策で一番大切なのは、「まず狙われないこと」。

スリたちはプロなので、スリに狙われてしまった時点で日本人の私たちには太刀打ちできません。自分たちがそもそも高価なものを持っていないと周りにアピールすることが重要です。

お財布の盗難には万全の対策をして海外に渡航するようにしましょう。

私は海外に行くときは、このような旅行用の財布(なるべく地味な色)を持っていくようにしています!